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    2010ニューイヤーコンサートin そうま
   

日時 2010年1月17日(日)
開演 14時
会場 市民会館大ホール

 

文化庁「地域文化芸術振興プラン」を利用した驚くほど格安のコンサートは、仙台フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤーコンサートです。
夢工房が催すフルオーケストラによるコンサートは、一昨年8月の京都大学交響楽団に続いて2回目ですが、本格的なプロオーケストラによるものは、
は じ め て。

当日は、こちらの予想を超えるほどの盛況ぶり。
全席自由の今回のコンサート。開場一時間以上前から、観客が並び始め、開場時には、3百人くらいにまで膨れ上がりました。
早く来ていい席で聞きたいと誰しもが思うでしょう。立ち見まで出て、会場は熱気にあふれました。

コンサートは、二部に分かれ、1部はモーツァルトのシンフォニー、2部はヨハン・シュトラウス2世の作品を中心としたウィンナ・ワルツの名曲の数々が聴けるというきわめて贅沢なプログラムです。
指揮者の山下一史さんの的確で情熱的な指揮もさることながら、後半のユーモアを交えながらの曲目紹介も楽しいものでした。

 
 

1部は、まず、軽快な「フィガロの結婚」序曲から始まりました。次は、交響曲第41番です。この曲は、モーツァルトの最後の交響曲で、そのスケールの大きさ、荘厳で輝かしい曲想から「ジュピター」と呼ばれているものです。普通のコンサートならば、最後に演奏されるメインの曲となるものです。

しかし、ニューイヤーコンサートと題したからには、どうしてもウィンナ・ワルツでなければならないのです。なぜなら元旦のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートがマニアにとって常識なのです

2部は、調子の良いオペラ「こうもり」序曲から始まりました。優雅なワルツとアップテンポなポルカが数曲演奏された後、おそらくは誰もが一度は耳にした「美しく青きドナウ」が演奏されました。会場の中は、一瞬オーストリアの森の中をゆったりと流れる雄大なドナウ川のほとりに立った気分につつまれました。

しかし、最後はラデツキー行進曲を聞かないと終われない。みんなで手拍子しながら終わりたい。その気持ちが通じたのか、アンコールが始まりました。
最初の曲は、ピッチカート・ポルカです。これは、最初から最後まで弦楽器を指で弦をはじいて音を出すピッチカートだけで演奏する、他には余りない楽しい曲です。
そして、アンコール2曲目に「ラデツキー行進曲」が演奏されました。会場の全員が手拍子を合わせ、ホール全体がひとつになることができました。

 

 

 

当日の曲目

歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492 モーツァルト
交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」 モーツァルト
喜歌劇「こうもり」序曲 J.シュトラウス2世
ポルカ「クラップフェンの森で」作品336 J.シュトラウス2世
ワルツ「春の声」作品410 J.シュトラウス2世
ポルカ「雷鳴と電光」作品324 J.シュトラウス2世
ワルツ「南国のばら」作品388 J.シュトラウス2世
鍛冶屋のポルカ 作品269 ヨーゼフ・シュトラウス
ワルツ「美しく青きドナウ」作品314 J.シュトラウス2世
アンコール
ピッツィカート・ポルカ J.シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス
ラデツキー行進曲 J.シュトラウス1世