| 『大矢素子のオンド・マルトノ』の世界 | ||
《オンド・マルトノとアコースティックな楽器の饗宴》 日時 2005年5月21日
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はじめに、オンド・マルトノという楽器の紹介です。 フランスの電気技師でありチェリストでもあったモリス・マルトノが1928年に発明した電子楽器です。1928年パリのオペラ座で初めての公開演奏が行われました。今日の様々な電子楽器と僅かに共有出来るのは電気的発信及び増幅のみであり、あらゆる音楽的表現は演奏者個人の精神と頭脳と肉体にゆだねられ、空気振動による音源は外形デザインと相まりフランス風エレガンスの一つの結晶です。天来の妙音とも呼ぶべきオンド・マルトノの表現能力は多くの作曲家や群衆を魅了し、1000を越す重要なレパートリーがソロからオーケストラ曲に至るまでフランスを中心に演奏されています。 右手で鍵盤および前に張られた長い1本の弦をあやつって音の高さを決定し、本体の引き出しにあるトゥッシュと呼ばれるボタンを左手で操作して音の長さや大きさをコントロールします。さらに4種類のスピーカー(銅鑼を利用したメタリック、共鳴弦の張られたパルム、残響音が美しいリバーブ、音色のベースとなるプリンシパル)を用いることにより、独自の音世界を作り出せます。 日本人の演奏家は、6人しかいなく、世界でも9人の演奏家がいるだけ。楽器1台が大変高価で貴重なものなのだそうです。 演奏者の大矢素子さんはいとも簡単に演奏していましたが、音を出すことが非常に難しい楽器なのだそうです。お客様も初めて目にした楽器であり、音がどのようにつくられ、また、どこから出ているのか非常に不思議がっていて、休憩時間に楽器に近づいて確認される方が大勢いました。私たちがそんなことをしていたのを見ていたのか、後半には、詳しい楽器紹介をしていただきました。 |
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さて、演奏会の方はというと・・・ どんな音が出るのかと興味津々だったのは、私だけではないでしょう。オンド・マルトノという楽器自体の演奏を聞いたことはないですが、CMの効果音や聞き慣れている、オルガンのようなやわらかな音色でした。ただし、その音が風の音だったり、動物の鳴き声だったり、人の話し声だったりと複雑な音を響かせます。 前半はピアノとオンドマルトノ。後半はヴィオラも加わり、明るく、軽快なリズムから、妖しくおどろおどろしい雰囲気を感じさせるなど、変幻自在なメロディーが聴衆を引き込みます。最後はみんなで「夏の思い出」を合唱し、大満足の演奏会は幕を閉じました。 |
当日の曲目
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