市長のひとこと

このページは、市長がいろいろなところで話した内容をご紹介するページです。

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

新規採用職員服務宣誓式

2015/04/01

みなさんは今日から、公務員としての人生が始まります。先ほどは、緊張の中での服務宣誓だったと思いますが、この宣誓の意味をかみしめて欲しい。宣誓の中で地方自治の本旨という言葉が出てきました。この地方自治の本旨は、住民福祉の向上とよく言われますが、私は一般的に福祉というと幸せを意味すると思っています。しかし行政で言う住民福祉とは、不幸な人をつくらないこと意味することが多いです。職員として福祉を考えるときは「不幸にしないことが7割、幸せが3割」と考えてください。

市長になって14年が経ちますが、今まで夢という言葉を使わないで来ました。市民に夢をもたらすことは悪いことではないが、無責任に陥ってはなりません。「夢見る幸せよりも不幸にしない義務」の方が大切だと思ってやってきました。しかしながら、夢とまでは言わずとも、発展ということは考えていかないとこれから先、地方自治体は生きていけません。地方自治体が生き残らなければ、そこに住む住民は不幸になります。うんと不幸にならないために、行政がセーフティーネットにならなければなりません。たとえば、所得がなく食事がとれない人へは、生活保護の手当てをするなどです。行政がしっかりしていないと、そのセーフティーネットになり得ません。

また、子ども達に教育を与えること、特に初等中等教育については我々の責任です。そして、その子ども達へ安全に給食を提供することも我々の責務です。福島県では原発事故の発生により、給食の食材をすべて測定して安全性を確認したうえで提供しないといけません。それを怠って子どもたちが内部被ばくすることになったら、それは不幸をつくることになる。不幸にならないことを担保しながら、義務教育を担うことをしっかりとやっていくことが基本中の基本です。そのうえで、地方自治体は地域の発展を考える時代になりました。

これまで相馬市は、色々と試行錯誤を重ねてきました。ISO9001という国際基準の経営手法を取り入れています。これを早く理解して、仕事に取り組んで欲しい。見失っていけないことは、何のためにその仕事にあたっているのか、目的はそもそも何なのか、そもそも論に立って物事を考えていることが大切です。目的に対してそこに到達するまでに努力を積み重ね、その努力を記録して後々の検証に耐えうることが大切です。

今、我々は数多くの復興事業に取り組んでいます。どういった方向性、考えの下でどのような手続きそして段取りで進めていくのかを計画したうえで、しっかり記録することが大事です。なぜなら、今の我々がどのような考え方で何を目標に、毎日どのような努力をしたのか、そして結果としてどのような成果を上げたのかを検証するのは次の世代です。後世の検証に耐え得るような仕事をしないといけない。その意味で皆さんは、重要で意味のある時に職員になったと思っています。

これから20年、30年後の相馬市を担っているのは皆さんです。今後の人生の健闘を祈ります。


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