市長のひとこと

このページは、市長がいろいろなところで話した内容をご紹介するページです。

本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で掲載しています。

LVMH子どもアート・メゾンオープニングセレモニー

2014/07/02

この施設が建設されることになった経緯からお話ししたいと思います。
相馬市では、震災直後から子ども達のPTSD対策を一生懸命やってまいりましたが、そのような時、この取り組みについて、ルイ・ヴィトンの皆さんから大変温かいご理解をいただきました。
我々の考えていること、あるいはルイ・ヴィトンが目指すところなど、色々とご相談を重ねました結果、子ども達が健やかに成長するための支援活動の拠点となる建物をプレゼントしてくださることが決定しました。
震災から半年後の2011年10月のことでした。

それから、相馬市としてご提示した市内のいくつかの候補地の中から、この場所を適切な場所とする旨のお話をいただき、この土地の面積の中で何ができるか、何をやっていただけるかということを一緒に考えることになりました。
そして、相馬市のPTSD対策事業に加えて、ルイ・ヴィトンのが大切にしているクリエイティブな感性を育てるという部分で役に立てればといいうことで、ご理解を賜りました。

また、そのコンセプトに対して坂茂先生からご賛同をいただき、ボランティアで設計していただくことになりました。
最初に坂先生が作られた小さな模型を見たときは、まさかこんなにも素晴らしい建物になるとは思いませんでした。その当時、紙管で建物が本当に建つのかと大変失礼なことを申し上げた記憶がございます。

今こうして中庭に立ってみますと、別の世界の空間にいるような気がいたします。風通しは良いし、太陽の光がさんさんと入ってきますし、植物もありますし、屋根にはソーラーパネルまで付いています。相馬の子ども達にとって、のびやかに感性を育む環境ができたのではないかと思います。また、震災直後から行ってきたPTSD対策の事業も、相談室やドクターたちのバックアップもありますから、震災直後の課題と考えていたことに対する答えとして、素晴らしい建物をプレゼントいただきました。

当面、PTSD対策の相馬フォロアーチームに管理をしてもらいながら、活動の拠点として使っていただきます。加えて、エルシステマの活動の場として子ども達の音楽の拠点にもなります。あるいは、東京大学の学生を呼んで子ども達に寺子屋をやってもらうなど学力向上の拠点にもなります。このように、この施設は様々な点で子ども達にとって有意義な施設でありますように、しっかりと管理運営をしていかなくてはならないと思っています。

ルイ・ヴィトンの皆様にとって、このような試みは初めてだとお聞きしております。この建物が、ルイ・ヴィトンのご支援、ご協力で造っていただけたことを、全世界に発信してまいりたいと考えています。この建物は、我々相馬の誇りでもありますし、震災から立ち直ろうとする復興のシンボルであってくれればありがたいと思っています。

何はともあれ、このような建物をご寄贈いただいたルイ・ヴィトンの皆さん、そして泉のようにアイディアを出していただいた坂茂先生に心から感謝を申し上げます。また、それぞれの技術をいかんなく発揮された地元業者の皆さんにも感謝を申し上げ、私の挨拶といたします。


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