議会あいさつ

平成26年第8回相馬市議会定例会

2014-12-01

◆災害廃棄物等の処理について

漁場や農地等から回収した災害廃棄物、及び農林業系廃棄物並びに除染枝葉・牧草の焼却は、11月末をもって全て終了いたしました。
これまでの焼却量は、災害廃棄物が67,743トン、農林業廃棄物が1,817トン、除染枝葉牧草が3,006トンとなりました。
また、焼却期間中、排出ガスから放射性セシウムは検出されませんでした。
来る12月11日には、国代行仮設焼却炉の火納式を行う予定です。
なお、今後、復旧工事に伴い発生する少量のガレキ類については、各事業において適切に処理してまいります。

◆建物や宅地の生活領域の除染について

山上一区については、敷地全体の平均値が一時間あたり0.23マイクロシーベルト以上の住宅53件、敷地全体の平均値が一時間あたり0.23マイクロシーベルト未満の住宅112件の除染が、11月末日までに全て終了いたしました。

次に、市内でも比較的線量の低い地域の線量測定の申込件数は、11月末現在、847件となっており、そのうち756件の測定が完了、89パーセントの進捗率となっております。
また、測定結果に基づき局所除染の対象となったのは348件で、順次、局所除染作業を実施しております。
今後も、広報紙や市ホームページにより、この制度を周知してまいります。

次に、玉野地区の除染については、平成24年度から実施してまいりましたが、除染後の空間線量の推移を確認するため、去る10月29日から252件の詳細モニタリングを実施しております。
市といたしましては、引き続き住民の不安解消に努めてまいります。

◆小中学生の内部被ばく検査について

学校集団検診方式で実施している市内小・中学生の内部被ばく検査については、11月18日現在で全体の約7割となる1,978名の検査を終了しました。
残る3割の児童・生徒の検査は二学期中に終了する予定であります。
これまでの検査結果としては、中学生1名のみセシウム137について検出限界値を上回った例が出現しました。
この生徒の測定値はセシウム137の検出限界値250Bq/bodyをわずかに上回る320Bq/bodyでした。
この数値を基に計算される預託実効線量は、0.023ミリシーベルトで、長期的年間追加被ばく線量の目標値とされる一ミリシーベルトを大きく下回るものですが、市としては、被ばく防止の生活指導を行った上で全家族の内部被ばく検査を実施し、必要に応じたフォローアップを行い、市内の子ども達から内部被ばくを出さないという当初の方針を徹底させるよう対応したいと考えております。

◆被災者の健康管理について

仮設住宅入居者と玉野地区 住民等を対象とした健康診断を去る7月19日から24日までの間実施いたしました。
その結果、昨年度に引き続き肥満傾向が多く見られたほか、高血圧、脂質異常症、糖尿病のコントロール不良群の存在、骨粗しょう症の可能性のある方が認められました。
市では、この結果を基に保健師による面談指導や健康教室の開催による知識の普及等、事後指導を行い、被災者等の健康管理に万全を期してまいります。

◆伝承鎮魂祈念館について

東日本大震災で犠牲となられた方々へ哀悼の意を捧げ、震災で得た教訓及び被災前の原風景を後世に伝える震災・復興記録伝承施設「伝承鎮魂祈念館」は、去る10月27日から建設工事に着手いたしました。
今後、来年3月の開館に向け、施設展示内容の詳細について伝承鎮魂祈念館検討委員会で検討を行っていくとともに、鋭意工事を進めてまいります。

◆そうま復興PR隊事業について

東日本大震災から交流人口の回復を図るため、市内各界各層の実情に応じたきめ細かな取り組みを支援する「そうま復興PR隊」は、これまで、スポーツ少年団をはじめとする九団体が、スポーツを通じた交流や、子どもたち自身が食の安全を発信するなど、全国各地で風評被害を払拭する積極的な活動を行っております。
今後は、県外のみならず市内での交流事業についても、支援してまいります。

◆復興施設見学バスについて

防災備蓄倉庫や災害公営住宅などの復興関連施設を市民の皆さんに直接見ていただくための復興施設見学バスは、昨年10月の運行開始から一年を経過いたしました。
11月末日までの運行は計28回、延べ人数474名に参加いただきました。
なお、本年9月からは、大野台浄水場を見学場所に追加したほか、再開された松川地区の民宿で昼食を味わう一日コースも設定しました。
今後とも、市民の皆さまが直接復興状況に御理解いただけるよう、引き続き運行してまいります。

◆本年産米の放射性物質全袋検査の進捗状況について

11月末日 現在、相馬市産米約164,000袋が検査され、本年産米の検査はほぼ終了いたしました。
なお、相馬市産米で、食品衛生法で定められた基準値である100ベクレルを超えたものはございませんでした。

◆学校給食への相馬市産米の導入について

平成27年度からの相馬市産米の学校給食への導入について、9月下旬から10月下旬にかけて、中学校の学区単位で保護者の方々への説明会を開催いたしました。
この説明会では、東京大学医科学研究所坪倉正治医師による講演会を併せて実施いたしました。
また、去る11月9日には、相馬市産米の全袋検査の現地見学会と試食会を実施いたしました。
さらに、来年1月中には、新入学児童の保護者を対象とした説明会を実施する予定です。
これらの説明会等の中でいただいた御意見を参考にしながら、来年度からの相馬市産米の導入を検討してまいります。

◆「そうま復興米」の寄贈について

この度、農業復興に多大な御支援をいただいている東京農業大学から、市内小中学校児童生徒の保護者に対し、平成26年産ひとめぼれ 「そうま復興米」1キログラム入り3,500袋が贈られることとなり、去る11月25日に贈呈式が執り行われました。
当日は、先に募集した「そうま復興米」ラベルデザインコンテストで入賞した児童3名に、東京農業大学の門間教授、後藤教授らから「そうま復興米」が手渡されました。
今後、各家庭において、放射能検査済の安全な「そうま復興米」を味わっていただき、食の安全や放射能に対する理解が深まることを期待いたしております。

◆大洲地区の海岸防災林の再生について

関東森林管理局は、東日本大震災の津波により失われた、大洲海岸の国有林の防災林再生に着手し、去る11月10日には、地元の子どもたちなど約140人が参加し植樹式が行われました。
今後国では、国有林約60ヘクタールに、60万本のクロマツを、平成33年度までに植栽する計画となっております。

◆「みちのく潮風トレイル」の開通について

去る10月9日、松川浦環境公園において開通を記念してのモニュメント除幕式が執り行われ、相馬新地区間のルート約50キロメートルが開通いたしました。
今後は、環境省と協力しルート上への標識類の整備を進めるとともに、青森県八戸市へ続く南の玄関口としてこの自然歩道の情報発信を行い、被災地の連携の強化や交流人口の増加につなげてまいります。

◆災害時相互応援協定について

去る11月28日、栃木県真岡市で開催されました全国報徳研究市町村協議会総会において、全17の加盟自治体からなる災害時相互応援協定に調印いたしました。
今まで締結してきた協定に対して、本協定はグループとして災害時に助け合うことを約束し合う協定と位置づけ、さらなる安全・安心の確保のために、当該市町村において協力と連携を確認し合っているところであります。

◆相馬警察署尾浜駐在所について

去る10月4日に開所した新しい駐在所は、東日本大震災で流出した場所から1.2キロメートル内陸側の、市が取得した原釜地区の用地に整備されました。
同所の開設により、地域の安全・安心確保の充実が図られたものと考えております。

◆相馬愛育園について

相馬愛育園につきましては、入所児童が県内から広域的に集まり、開設当初のように相馬市内の児童が対象となる事例が少数となっている現状を踏まえ、県立による運営を要望してまいりましたが、実現は困難との見解が示されてまいりました。
建物の老朽化の問題や、構造的にも設計が古いなど、現在の児童養護施設としての考え方と比べて改善すべきところもありましたので、市といたしましては、児童養護施設の事業廃止も含めて検討してまいりました。
児童養護施設としての愛育園事業は、昭和32年以来、恵まれない子どもたちに愛の手を差し延べる相馬市民の優しさ、温かさを表す貴重な事業であること、また「愛育園」という呼称が多くの市民に親しまれてきたこと等を踏まえ、さらに現在お預かりしている児童たちへの責任もあることから、「相馬市立相馬愛育園あり方検討委員会」において、市民の代表の方々に協議をお願いしたところであります。
この度、貴重な御提言をいただいた訳ですが、県の方からは現在お預かりしている児童を他の施設に措置替えが必要となるので、判断を急いでほしい旨の示唆があったこと、また「あり方検討委員会」の提言で示されたように、愛育園を他地域の児童の保護、成長支援の施設とすることよりも、当市の子育て支援施設として、同一呼称により使用し、時代と児童育成の環境変化に対応した施設として、新たな役割を担ってゆく方針であります。
現在、市において実施内容を検討している子ども子育て支援法に対応する新たな子育て支援策においては、放課後子ども預りの対象年齢が引き上げられ、またさらなる子育て支援策の実施のための施設と人員が必要となることから、市といたしましては、児童養護施設の愛育園の事業を平成27年3月末で終了し、次年度からは、子育て支援施設としての愛育園条例を制定の上、時代のニーズに対応できる愛育園の運営を図り、市民の理解を得てまいりたいと考えております。

◆台風19号の被害について

去る10月13日、14日に大雨をもたらした今回の台風では、人的被害はなかったものの、市道や林道等の路面洗掘、法面崩壊、農業施設等の浸水被害等がありました。
このうち、農業関係の被害については所要の経費を本議会に提出する一般会計補正予算に計上しております。

◆ふるさと相馬子ども復興会議について

今年で3回目を迎えた同会議は、去る11月21日開催され、各小中学校の児童生徒が、今年度のテーマである「防災」について、調べたり、体験したりして学んだことを発表しました。
これらの発表を通して、本市の子どもたちの防災意識の向上に努めてまいります。

◆市町村対抗福島県ソフトボール大会について

新しく創設された市町村対抗福島県ソフトボール大会を、去る10月18日から26日までの土日の4日間、リニューアルした相馬光陽ソフトボール場をメーン会場に開催いたしました。
当日は天候にも恵まれ、県内49市町村の代表チームが熱戦を繰り広げました。
本大会の開催は、市が復興の大きな柱として取り組んでいる、スポーツを通した交流人口の拡大の弾みとなるものであり、御尽力いただいた福島県ソフトボール協会ほか関係各位にこの場をお借りして感謝を申し上げます。

◆地域水泳プール建設について

去る11月17日、地域水泳プール建設工事の入札会を3社の参加により実施しましたが、入札不調となりました。 
今後の対応につきましては、復興庁と協議を重ねながら検討してまいります。

◆マニフェスト大賞の受賞について

去る 11月14日、第9回マニフェスト大賞の発表があり、相馬市が首長部門で最高賞となるグランプリを受賞しました。
この度のグランプリ受賞は、相馬市の復興計画とその実行状況が高く評価されたものであり、市民各位のひたむきな御努力と御協力の賜であります。
今後も、市復興計画バージョン2の1で定めた本市の将来像「相馬市民であることに誇りを持てる相馬市の創造」、「力強い復興と安心して子育てができる新しい相馬市」に向け、市民各位の御理解と御協力をお願いいたします。

 

前のページへ戻る

ホーム > 市長室 > 議会あいさつ >  平成26年第8回相馬市議会定例会