議会あいさつ

平成24年第4回相馬市議会定例会

2012-06-11

◆相馬市復興整備協議会

去る6月7日に開催した「相馬市復興整備協議会」について申し上げます。
この協議会は、東日本大震災からの復興のための復興整備計画及びその実施に関し必要な事項を協議するものです。
復興整備計画を作成することにより、各種特例措置が適用され、さらには、事業実施に必要な許可手続のワンストップ化により、通常の手続よりも迅速な処理が可能となります。
当日の会議では、現時点で事業着手が可能となった防災集団移転促進事業の実施や災害公営住宅の整備に必要な農地転用、地域森林計画の変更などについて協議を行い、市が提案した計画に合意を得ました。 
今後、合意を得た計画について、鋭意事業を進めてまいります。

◆シンガポール赤十字社から磯部コミュニティセンター建設への支援

去る6月5日、都内「飯倉公館」で、シンガポール赤十字社会長、駐日シンガポール共和国大使とともに、「磯部コミュニティセンター建設に関する協力覚書」に署名いたしました。
これにより、シンガポール赤十字社から磯部コミュニティセンターの建設費用として、1億2千万円を上限に御支援いただけることになりました。
市では、磯部地区住民の交流拠点、防災拠点として磯部コミュニティセンターを平成25年秋までに、磯部中学校の隣接地に整備する計画であります。
なお、センターには磯部出張所、磯部公民館を併設する予定です。

◆相馬井戸端長屋

続いて、相馬井戸端長屋について申し上げます。
去る5月2日、ダウ・ケミカル株式会社が建設を進めてきた高齢者向け災害公営住宅である相馬井戸端長屋が竣工し、市へ寄贈いただきました。
また、「認定NPO法人 難民を助ける会」から給湯設備一式、「株式会社 幸楽苑」から入居者の移動手段として活用する車両を寄贈いただきました。
この場をお借りし、温かい御支援をいただいた皆さまに、改めて感謝を申し上げます。
現在、この長屋では6世帯8名が生活を送っており、入居者には「NPO法人 ライフネットそうま」による安否確認を兼ねた昼食提供や地元住民の有志で結成された「馬場野井戸端長屋サポート委員会」による買い物や通院の送迎といった支援が行われております。
今後市では、今回寄贈いただいた他に四棟の長屋を整備する計画で、馬場野地内の2棟目は本年7月末までに完成する予定であります。

◆市内全域の空間放射線量調査
市は、去る4月26日から5月7日にかけて、空間放射線量を把握し、除染等の放射能対策を検討するため、 市内全域を500メートル四方に区切ったメッシュ調査を実施いたしました。
その結果、昨年6月18日に実施した1キロメートルメッシュ調査の測定結果と比べ、土の上で平均32パーセント、アスファルト・コンクリートの上で、平均43パーセント減少していることを確認いたしました。
測定結果概要を広報そうま6月1日号に、詳細を市のホームページに、掲載いたしております。
今後、除染土砂等仮置場工事の進捗に合わせて、市内で比較的線量の高い玉野地区から生活空間の除染作業を進めてまいります。

◆ホールボディカウンターによる内部被ばく検査

市では、市民の健康不安の解消と将来にわたる健康管理のため、ホールボディカウンターによる内部被ばく検査を本日、開始いたします。
検査は、原発事故発生時、玉野地区に居住していた方と小・中学生、高校生、妊婦を優先し、順次全市民に対象を拡大してまいります。
なお、当面は相馬中央病院のみで実施いたしますが、公立相馬総合病院の改築工事の終了を待って、2カ所で実施してまいります。

◆放射能から子供を中心とした市民の健康を守る対策

市では、昨年10月1日から3ヶ月間、ガラスバッチ、いわゆる積算線量計による放射線外部被ばく線量測定を行い、その分析結果を踏まえ対策を講じてまいりました。
本年度も7月1日から3ヶ月間、乳幼児、小・中学生と妊婦を対象に外部被ばく測定を実施し、これまで行った対策の効果を検証するとともに、比較的高い放射線量を計測された方々、個々の状況に応じ対策を実施してまいります。

◆防災協定締結

去る5月19日、この度の震災発生以来、職員を派遣いただく等、心強い継続的なご支援をいただいている愛媛県西条市との間で「災害時等における相互応援に関する協定」を締結いたしました。
また、来る6月30日に滋賀県米原市と、7月14日には茨城県龍ヶ崎市と防災協定の締結を予定しており、加えて、愛知県知立市とも協議を進めております。
市といたしましては、防災協定の締結を本市の災害に対する備えの強化のみならず、防災教育を通じた地域間交流を活性化させたいと考えております。
 
◆相馬市消防団「福島県消防表彰」受章

去る5月26日、福島市で開催された、第65回福島県消防大会で、本市消防団がこれまでの活動を高く評価され、「福島県消防表彰」を受章いたしましたので、御報告申し上げます。
団長以下、団員皆さまのこれまでの献身的な御努力に敬意を表し、感謝を申し上げます。

◆被災者等の健康管理

来る7月10日から17日まで、震災や原子力発電所事故の影響により仮設住宅や借り上げ住宅に入居している被災者と玉野地区住民の健康状態を把握するため、昨年度に引き続き、健康診断を実施いたします。
今後市では、健康診断の結果を基に個別の状況に応じたきめ細かな対応を行い、被災者等の健康管理に努めてまいります。

◆被災児童等放課後児童クラブの開設

市では、去る6月1日、被災した家庭で、保護者が就労等により日中留守となる小学1年生から6年生を対象に「被災児童等放課後児童クラブ」を大野台高齢者等サポート拠点センターに開設いたしました。
児童クラブは、日曜日・祝日・年末年始を除き、学校登校日は正午から午後6時15分まで、土曜日と夏休み等の長期休暇中は午前9時から午後6時15分まで開設し、地域住民との触れ合いや遊び等の生活の場を提供いたします。
今後、柚木高齢者等サポート拠点センターにも開設を予定いたしております。

◆災害ガレキの処理

市が昨年12月から開始した、災害ガレキを分別、破砕する中間処理の進捗率は、6月7日現在、約15パーセントであります。
分別したガレキのうち焼却処理できるものは、国が仮設焼却施設を建設し、処理を行うこととなっており、去る5月7日、環境省から仮設焼却施設の建設、運転業者が決定した旨報告がありました。
今後、平成26年3月の焼却完了に向けて、国と連携しながら取り組んでまいります。

◆農業の復興へ向けての取り組み

市では、被災した農地の復旧と本市農業の復興のため、公益財団法人ヤマト福祉財団からの助成金を活用して大型トラクター等の農業機械18台を購入し、去る6月1日、市内に設立された3つの農業法人に貸与いたしましたので、御報告いたします。
  この場をお借りして、本市農業の復興に大きなお力添えをいただいた、ヤマト福祉財団様、特に有富理事長様に感謝を申し上げます。

◆玉野地区の農地の除染に向けた調査

去る5月27日から、玉野地区の農地の現況を把握するため、空間線量や土壌のサンプリング調査を開始いたしました。
この調査は、市が東京農業大学に依頼したもので、市では、将来の作付けが可能となるよう、得られたデータを活用し、農地の効果的な除染手法を検討してまいります。

◆新市民会館の建設

去る6月1日、制限付一般競争入札会を行った結果、15億8130万円でフジタ・小野建設・中村土木特定建設工事共同企業体と請負仮契約を締結いたしました。
「議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」の規定に基づき、関係議案を本定例会に提出いたしております。

◆学校等の放射能対策

市では、5月までに市内すべての小中学校に放射能測定装置と測定員を配置し、給食の検査体制を強化いたしました。
また現在、市立幼稚園と小学校の校庭等に設置している遊具の除染を進めております。
今後とも、園児、児童、生徒が安心して学校生活を送ることができる環境を確保してまいります。

◆エル・システマジャパンと協定を締結

去る5月7日、一般社団法人エル・システマジャパンと音楽教育プログラムの導入に関する協定を締結いたしました。
これにより、音楽活動を通じて子ども達の情操教育や協調性や自立精神の涵養につながるものと期待いたしております。
まずは、中村第一小学校器楽部へ、楽器貸与や指導者派遣等の支援をいただくこととしております。

◆応急仮設住宅での学力向上対策「寺子屋」事業

東京大学の協力のもと、応急仮設住宅に入居している小中学生の学力向上のため、子どもたちが日頃の学習の中でつまずいたところを、東京大学教育学部等の学生有志の皆さんから指導を受ける「寺子屋」事業を開始いたします。
大野台、北飯渕、刈敷田、柚木の各応急仮設住宅内の集会所で、月2回程度、土曜日・日曜日に実施する予定であり、その第1回目を6月16日に予定しております。

◆学校施設の災害復旧工事の進捗状況

磯部小学校体育館は、工事の途中で構造体の柱と梁の腐朽が進んでいることが判明したため工事を中断し、現在、建て替えに向けて準備を進めております。
桜丘小学校体育館は、旧体育館の解体工事と新体育館の実施設計が完了いたしました。 
建築確認許可が下り次第、建設工事に着手いたします。
大野小学校校舎は、平成24年12月の完成を目指し当初の予定どおり工事が進んでおります。

◆東日本大震災鎮魂さくら植樹式

去る4月28日、松川浦スポーツセンターで、「東日本大震災鎮魂さくら植樹式」を開催いたしました。
当日は、市民約200名に参加いただき、財団法人日本さくらの会より寄贈いただいた桜の苗木300本を津波で大きな被害を受けた敷地内に植樹いたしました。

◆角田公園テニスコート増設記念テニス大会

次に、去る4月29日、角田公園テニスコートのコート増設と管理棟増築工事の完成を記念して「角田公園テニスコート増設記念テニス大会」を開催し、164名の参加をいただきました。

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