議会あいさつ

平成23年第8回相馬市議会定例会

2011-12-05

◆東日本大震災の主な被害状況

昨日までに判明した人的被害は、犠牲者457名、行方不明者2名であります。
住宅被害は、全壊1,068棟、大規模半壊220棟、半壊556棟、一部損壊3,270棟の合計5,114棟であります。
市道の被害は、364路線、594箇所であり、そのうち国の災害査定調査が終了した箇所につきましては、順次復旧工事に着手してまいります。
また、ため池等の被害は46箇所で認められておりますが、来年の作付けに影響がないよう復旧工事を発注してまいります。
ガレキ撤去については、その約9割が完了いたしたところであります。
準備を進めておりましたガレキの中間処理は、回転式ふるい機、破砕機等を使用した分別、破砕作業を12月1日、本格的に開始いたしました。
平成25年度中の完了を目指しております。

◆ブータン王国 国王・王妃両陛下の本市訪問

国賓として来日された両陛下は、去る11月18日、被災地激励のため本市を訪問されました。
合唱でお迎えした、最初の訪問先の桜丘小学校では、国王から、ブータン王国のシンボルである龍を人格に例え「心の中にある龍を鍛錬して大きく育ててください。」との教えをいただきました。
また、松川浦漁港と尾浜・原釜海水浴場では、私が被災時の映像や写真を用いて被災状況を説明申し上げました。
その際両陛下には、一緒に来日した僧侶を従え、犠牲者のために祈りを捧げていただくとともに、集まった市民にも、お声をかけていただきました。
両陛下の温かい御心遣いに改めて感謝を申し上げる次第であります。

◆野菜等の放射性物質測定

市では、去る12月1日から、市民が栽培した野菜などに含まれる放射性物質の測定を開始いたしました。
測定は、市庁舎と玉野出張所で行っており、12月1日までの予約件数は約400件であります。

◆放射線講座

市では、原子力発電所事故の発生以来、説明会の開催や広報そうま、市ホームページ、そうま災害エフエムを活用し、放射線に関する情報提供を行ってまいりました。
今般、より詳しく学ぶ機会として、放射線に関する各分野の専門家による全4回の「放射線講座」を開催することといたしました。
去る11月26日に、市総合福祉センターで1回目の講座「放射線から身を守って、安心生活」を開催いたしました。
今後、12月13日、12月26日、来年1月21日の3回、テーマを変えて開催いたしますので、議員各位にも御聴講いただきますよう御案内いたします。

◆市立幼稚園と小・中学校の放射線量低減化対策

5月から行ってまいりました、市立幼稚園と小・中学校の校庭の表土剥ぎ取り工事や覆土工事が9月30日に完了いたしました。
また、高圧洗浄機による校舎の洗浄や、側溝の土砂等の除去を継続的に実施しており、校舎敷地内の放射線量の数値は着実に低減しております。
今後も、きめ細やかなモニタリング調査と除染を継続し、園児・児童・生徒が安心して学ぶことのできる環境を確保してまいります。

◆被災者健康診断

市では、去る9月19日から25日まで、東日本大震災による被災者の健康状態の把握を目的に、集団健康診断を実施いたしました。
対象者は、震災で自宅が半壊以上の被害を受けた方と原子力発電所事故の影響で市内の仮設住宅に入居している方全員であります。
今回の健康診断では、被災者の健康不安に対処するため、医師による個別相談を重点的に行いました。
現在、診断結果の分析を行っており、被災者の健康管理に役立ててまいります。
なお、今回の健康診断の実施にあたり、ノバルティスホールディングジャパン株式会社から検査料金の全額を、また東京大学医科学研究所、相馬市医師会から多大なる御支援、御協力をいただきましたことを御報告申し上げます。 

◆高齢者等サポートセンター

去る10月17日、大野台応急仮設住宅団地内に高齢者等サポートセンターがオープンいたしました。
このセンターは、高齢者を始めとする被災者の支援や被災者間の交流促進を目的として、県が整備したものであります。
管理については、市が受託いたして運営しておりますが、65畳の交流室や浴室、相談室等を備えております。
11月30日までの間に、入浴や各種相談会、イベント等で延べ3,448名に御利用いただいております。
今後、柚木応急仮設住宅団地内にも同様の施設整備を予定しており、現在県と協議を進めております。

◆農地の復旧

農家の皆さんが、震災で被害を受けた農地の復旧作業を自らが行うための活動母体として、市内各地に18の復興組合が設立されました。
各復興組合では、国の被災農家経営再開支援事業を活用し、10月から農地や水路の土砂除去、除塩等の作業を開始しており、比較的被害の少ない地域では、来年の作付けができるものと期待しております。

◆物産振興

次に、去る9月18日、北海道大樹町の「柏林公園まつり」、10月30日、千葉県流山市の「流山市民まつり」、10月13日、東京都狛江市の「市民まつり」で本市の物産展を開催いたしました。
いずれの会場でも、ご来場のお客様から暖かい励ましをいただき、「ジャンボ梨」等の本市の特産物は好評を博しておりました。

◆大震災復興イベント 第11回  そうま市民まつり

去る11月3日、スポーツアリーナそうまをメイン会場に「 大震災復興イベント 第11回  そうま市民まつり」 を開催いたしました。
当日は、誘致企業や各種サークル団体などの展示ブース、姉妹都市「北海道大樹町」や地元業者による物産販売、各種アトラクションの披露に、例年以上の来場者が訪れ、盛会となりました。

◆平成23年産米の作況指数

去る9月28日、農林水産省が公表した浜通りの作況指数は、平年並みの100でありましたので御報告申し上げます。

◆一般国道115号 相馬福島道路の整備

東日本大震災からの早期復興に向け、福島県、国土交通省東北地方整備局並びに沿線市町村の主催で、去る11月26日に山上地内で関係者約100人が出席し「一般国道115号 相馬福島道路」の着工式を執り行いました。
式では、山上小学校の代表児童から「つなげよう!命の道」と書かれたバッチが出席者に贈呈された後、相馬野馬追宇多郷騎馬会の陣螺術の演奏に続き、関係者が鍬入れ式を行い、早期完成を祈念いたしました。

◆市民会館建設事業

市では、新しい市民会館を「東日本大震災からの復興のシンボル」として位置付け、本年度中の工事着工を目指して準備を進めております。
懸案となっておりました建設位置については、10月に実施しましたアンケート結果と市民会館建設検討委員会での検討結果を踏まえ、敷地を有効活用するためカネボウ跡地の西側に寄せて建設することに決定いたしました。
これにより、中央部分に広いスペースを確保できることから、このスペースを駐車場としてだけではなくイベント等にも利用できる多目的広場として整備してまいります。 
また、今回の発掘調査で確認した「中村城の中堀跡」のうち「北東隅部分」に残る当時のままの石組部分を避けて建設することといたしました。多少、複雑な工法となりますが、貴重とされる石組は温存することといたしました。

◆山上小学校屋内運動場改築工事

次に、山上小学校屋内運動場改築工事は、来る12月7日に着工式を行い、今後、鋭意工事を進めてまいります。

◆報徳サミット桜川大会

去る10月21日・22日、茨城県桜川市で開催されました「報徳サミット桜川大会」に、市民の一般公募参加者とともに参加いたしました。
本大会では、尊徳翁の訓えである「推譲」の精神に基づき、大会宣言に「東日本大震災により被災したこどもたちが健やかに育つよう支える。」ことを盛り込み、加えて全国報徳研究市町村協議会の中に「相馬・双葉地方の子ども支援部会」を設置し、震災孤児等への学資支援等を行っていくことを決定していただきました。
この場をお借りして御報告申し上げますとともに、参加自治体の、我々被災自治体に対する温かい御心遣いに御礼を申し上げます。

◆相馬中村開府400年記念シンポジウム

次に、去る11月27日、相馬中村開府400年記念事業、「相馬中村開府400年記念シンポジウム」を、市総合福祉センターで開催いたしました。
当日は、約300名が参加し、基調講演やパネルディスカッションを通し、先達の歩みや相馬の歴史を学びました。

◆スポーツ施設の復旧

初めに、震災で施設が破損し、利用を中止しておりましたスポーツ施設の復旧が完了いたしました。
これに伴い、スポーツアリーナそうまが10月1日から、松川浦スポーツセンターは、体育館が10月20日、同パークゴルフ場が10月24日からそれぞれ利用を再開しましたので御報告申し上げます。

◆第23回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会

次に、去る11月20日、第23回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会が行われ、本市は、中学生・高校生を主体としたチーム編成を行い出場いたしました。
選手の皆さんは、大会に向けて精力的な練習を積み重ね、当日は選手一人ひとりが持てる力を十分に発揮し、昨年より3つ順位を上げ総合25位の成績を収めることができました。
相馬市選手団の健闘を心からたたえ、御支援・御協力いただきました関係各位に心から感謝を申し上げます。

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