議会あいさつ

平成21年第8回相馬市議会12月定例会

2009-11-20

◆新型インフルエンザ対策
はじめに、新型インフルエンザに対する市としての対策を申し上げます。
国で定めた新型インフルエンザワクチンの優先接種対象者のうち医療従事者を除く市民に対し、ワクチンの接種料金の2分の1を市として助成するための準備を進めております。
これは、妊婦や基礎疾患を有する方及び子供や高齢者などの優先接種対象者が、市内の新型インフルエンザワクチン接種実施医療機関において接種する場合、1回目は3,600円のうち1,800円を、また、2回目は2,550円のうち1,350円の接種費用を助成するものです。
つきましては、助成に要する経費を本議会一般会計補正予算案に計上いたしておりますので、議員各位の御理解を頂きたいと存じます。
また、10月に入り市内の小・中学校等において新型インフルエンザの感染者が拡大してきたことから、感染防止用として市民一人あたり5枚のマスクを行政区加入世帯に対しては先月末に区長・班長を通じ、また、行政区未加入世帯に対しては11月4日より市民課窓口及び各地区公民館において配布いたしておりますので御報告いたします。
なお、新型インフルエンザ感染拡大防止対策の一環として、国民健康保険の被保険者資格証明書を交付されている世帯のうち、申し出があった世帯に対して、短期被保険者証の交付を実施しております。
今後も、新型インフルエンザの予防及び感染拡大防止のため、広報そうまや市ホームページにより、手洗い、うがいの徹底等について呼びかけてまいります。
さらに、公立相馬総合病院をはじめ市内医療機関と連携を図りながら、感染防止に努めてまいりたいと考えております。

◆ユビキタスサービス情報基盤整備事業
続いて、ユビキタスサービス情報基盤整備事業を申し上げます。
本事業は、市民が住民基本台帳カードを利用し、全国のコンビニエンスストアで既存の多機能端末から、午前5時から午後11時までの間、住民票の写しと印鑑登録証明書を入手できるようにシステムを構築するものであります。
本事業の実施により、市民サービスの向上を図りながら人件費削減が可能となり、これまで取り組んできた行財政改革の効果の一つとなるものと考えております。
なお、本事業は国の「地域情報通信技術利活用推進交付金」を活用し、事業費の約4分の3の国庫補助を受けて実施するものであり、東北地方では本市が唯一の実施自治体となります。
つきましては、本事業に要する経費を本議会の一般会計補正予算案に計上いたしておりますので、議員各位の御理解を頂きたいと存じます。

◆地域情報通信基盤の整備
続いて、地域情報通信基盤の整備を申し上げます。
現在、本市にはNTT東日本の交換局が相馬、原釜、磯部、山上、玉野の5局ございます。このうち相馬局及び原釜局がカバーする地域は、本年度中にNTT東日本によりADSL及び光ファイバの高速ブロードバンド網が全地域に整備される予定でありますが、他の3局は未整備であるため、通信速度による地域間の情報格差が生じております。
このため市では、磯部、山上及び玉野局の3局についても、高速ブロードバンド網の早期整備を同社に要望してまいりましたが、同社からは、採算性の問題により整備が困難であるとの回答を得ており、通信速度による情報格差は解消されないままとなっております。
市といたしましては、この格差を解消するため、国の「地域情報通信基盤整備推進交付金」等を活用し磯部、山上及び玉野局について光ファイバの高速ブロードバンド網を整備するべく、現在準備を進めております。
つきましては、本事業に要する経費を本議会の一般会計補正予算案に計上いたしておりますので、議員各位の御理解を頂きたいと存じます。

◆台風18号による被害
続いて、去る10月8日の台風18号による被害とその復旧状況を申し上げます。
総雨量は、市内成田に設置されているアメダスによると、230ミリメートルを観測し、この大雨の影響で床上浸水が2棟、床下浸水が31棟、自主避難された方が6世帯8名となりましたが、幸いにして人的被害はございませんでした。
被害に遭われた方々には心からお見舞い申し上げます。
一方、市道及び河川の被害は、市道が82箇所で路面洗掘等の被害、河川は一箇所で護岸洗掘の被害が発生し、市道及び河川の被害総額は約1,040万円であります。
これら被害の復旧は緊急性を要するため、その復旧経費を専決処分し、現在復旧工事を進めております。
農林業関係では、農地が12箇所、農業用施設が9箇所、農道が7箇所、林道が11箇所で被害が発生し、被害総額は約2,370万円となっております。
被災個所のうち、国庫補助事業である「農用地等災害復旧事業」の対象となる5箇所は、同事業を活用し復旧工事を実施する予定であります。
また、国庫補助事業の対象とならない被災個所の復旧経費は、今議会の一般会計補正予算案に計上いたしております。

◆子育て応援特別手当関係
続いて、子育て応援特別手当関係を申し上げます。
平成21年度の子育て応援特別手当につきましては、その要する経費を先の9月定例会における平成21年度相馬市一般会計補正予算(第3号)に計上しご議決をいただき、支給に向けて準備を進めてまいりました。
しかし、その財源となる国からの交付金が、国の平成21年度補正予算の執行停止の対象となり、市への歳入の確保ができない状況となったため、市といたしましては、今年度の子育て応援特別手当の支給について断念せざるを得ないこととなりました。

◆図上訓練研究会
続いて、防災行政を申し上げます。 
去る11月6日、図上訓練研究会を相馬警察署、市消防団、相馬消防署、市職員併せて約90名が参加し、スポーツアリーナそうまにおいて実施いたしました。
今回の研究会は、災害対策本部の意思決定能力向上を目的とし、宮城県沖地震が発生したという想定のもとに行いました。
その結果、初動における迅速な情報収集の重要性や高齢者や体の不自由な方等のいわゆる災害弱者の方に関する情報整理の必要性等を改めて認識いたしました。
今後、研究会の結果を検証し、防災体制の強化に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
図上訓練研究会実施に当たり、御協力をいただいた関係団体各位に深く感謝を申し上げます。

◆相馬消防署新庁舎建設工事
次に、相馬消防署新庁舎建設工事は、建築主体工事をはじめ電気、機械設備工事、外構工事のいずれも予定どおり進捗しております。

◆災害発生時の体制整備
次に、災害発生時の体制整備に関して申し上げます。
去る9月28日、社団法人エルピーガス協会相双支部との間で「災害時におけるLPガス等の供給に関する協定」を締結いたしました。
この協定は、大規模災害が発生した際、避難所等で必要となるLPガスやガスコンロ等を同協会が優先的に市に供給するもので、同協会から申し出をいただき締結したものであります。
また、去る11月19日には、社団法人福島県建築士会との間で「地震時における建築物等の被災情報収集に関する協定」を締結いたしました。
この協定は、震度5弱以上の大地震による全体被害を推定するため、地震発生の際、地元建築士の方がボランティアで家屋の被害状況の抽出調査を行うもので、県内では冨岡町についで2例目となります。
これらの2つの協定締結により、災害発生時における市としての対応力が強化されるものと考えております。

◆定額給付金
続いて、定額給付金関係を申し上げます。
経済対策及び生活支援の一環として3月16日より給付を開始した定額給付金は、去る10月16日に支払い業務を終了し、対象世帯数の99.5%にあたる13,777世帯に対し、給付予定額の99.8%にあたる6億178万円を給付いたしました。
また、定額給付金から相馬光陽パークゴルフ場整備基金積立金など七項目への寄附を募ったところ、総件数136件、総額55万8千円の浄財が寄せられました。
寄せられた寄附金は、各種事業活動の充実を図るため、ふるさと振興基金、市奨学資金貸与基金への積み立て、また、事業実施主体の大相撲相馬場所実行委員会、宇多郷騎馬会、NPO法人・馬とあゆむSOMA、NPO法人・グリーンラップみずほ、相馬民謡振興会へ引き渡しておりますので御報告いたします。

◆水源の里事業
続いて、水源の里事業を申し上げます。
地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した水源の里事業の実施にあたり、市外部評価委員会からの提案を受け公募した「相馬の水のペットボトルの名前」は、小・中学生をはじめ多くの市民から551件の応募がありました。
9月29日に開催した名前選定会議において審査を行い、向陽中学校の遠藤康輝さんはじめ九名の市民より応募のありました「相馬のお清水」に名前を決定し、11月1日に開催された市民まつり開会式において公表するとともに、表彰いたしました。
今後は、「相馬のお清水」を活用し、市民の水環境保全意識の高揚を図りながら、相馬の水の良さを市内外へ発信してまいりたいと考えております。

◆相馬港の利活用に関する取り組み
続いて、相馬港の利活用に関する取り組みについて申し上げます。
去る9月29日、県内外の行政・企業関係者約300名の参加をいただき、『相馬港シンポジウム』を開催いたしました。
シンポジウムでは、社団法人日本港湾協会会長 栢原 英郎 氏による「これからの地域づくりと国土観」と題した基調講演や「港の繁栄と地域社会の将来」をテーマにしたパネルディスカッション等を行いました。
基調講演では、交流促進による地域活性化と交流拠点としての港の役割についてお話いただき、パネルディスカッションでは、栢原会長をはじめ七名のパネリストから、相馬港の魅力、環境に配慮した貨物輸送、背後地から見た相馬港などについての意見や、相馬港利活用を進めるための社会資本整備の重要性、特に高速交通網の整備が必要との課題も出され、実りある議論ができたものと考えております。

◆廃棄物の不法投棄の情報提供に関する協定
続いて、環境行政を申し上げます。
去る11月19日、市内の建設業者11社で構成する、相馬市綜合建設業組合との間で「廃棄物の不法投棄の情報提供に関する協定」を締結いたしました。
この協定は、相馬市綜合建設業組合に加盟する事業者が、廃棄物の不法投棄の現場や行為を発見した場合、市への情報提供をしていただくもので、相馬市綜合建設業組合から協定締結の申し出をいただき、協定締結の運びとなりました。

◆地域ふれあい敬老会
続いて、高齢者福祉行政を申し上げます。
市の敬老会は、昨年から「地域ふれあい敬老会」として市内9つの地域の公民館などを会場に開催いたしております。今年は、行政区長を中心とした地域住民参加型の敬老会としたことにより、昨年を上回る1,236名の市民の参加がありました。

◆高齢者声かけ訪問サービス
次に、去る11月1日、「高齢者声かけ訪問サービス」のボランティア組織である「ひまわり会」が、石上地区をはじめとする6つの行政区に設立されました。
これにより、「ひまわり会」は18地区で設立されたこととなりますが、今後とも、NPO法人と積極的に連携・協力し、市内各地域にこのサービスを広めて参りたいと考えております。

◆稲作作況指数・梨の出荷状況
続いて、農政関係を申し上げます。
農林水産省が去る10月30日に公表した稲作作況指数は、全国平均が98の「やや不良」、福島県平均が101の「平年並み」、浜通り平均が99の「平年並み」となっております。
一方、果樹のうち日本梨の出荷状況は、出荷量が約900トンで前年比0.81倍、出荷額が1億7千万円で前年比0.85倍となっております。

◆相馬民謡全国大会
続いて、観光物産関係を申し上げます。
去る10月10日、11日の2日間、第28回相馬民謡全国大会を開催いたしました。
今大会は、一般の部に富山県や神奈川県など県内外から168名が、ジュニアの部に15名が出場し、一般の部では「相馬木挽唄」を唄われた南相馬市の渡部英夫さんが、ジュニアの部では「相馬馬子唄」を唄われた南相馬市の沢田藍さんがそれぞれ優勝の栄冠に輝きました。
大会開催にあたり御支援、御協力をいただいた関係団体各位に深く感謝を申しあげます。

◆そうま市民まつり
次に、去る11月1日に開催された第9回そうま市民まつりは、中村第二小学校の原釜太鼓などのアトラクション、各種サークルの作品や立地企業の製品の展示、北海道大樹町の物産販売、加えて本年から同時開催となったJAまつりや青空市が行われ、約2万6千人の人出で賑わいました。
今後とも、本市の産業振興のため、市民まつりの更なる充実を図ってまいりたいと考えております。

◆本市特産物の販路拡大
次に「行ってみたい、泊まってみたい、住んでみたいところ、ふるさと相馬」のPRと本市特産物の販路拡大のため、9月13日に豊頃町、9月20日に大樹町で「相馬市物産展」を、11月3日には流山市民まつりで「美味いもん相馬フェア」を開催いたしました。
それぞれの会場において、本市の特産物の販売や観光パンフレットの配布を通じ、本市をPRしてまいりました。

◆市内小・中・養護学校の校舎耐震対策
続いて、教育行政を申し上げます。
初めに、市内小・中・養護学校の校舎耐震対策を申し上げます。
日立木小学校校舎の耐震補強工事は、去る10月9日に竣工し、中村第一中学校校舎補強工事は、工期内の完成に向けて順調に進捗しております。
また、中村第一小学校校舎改築事業は、構造形式等の検討に時間を要したため実施設計業務の工期を平成22年2月1日まで延期いたしました。
なお、校舎改築工事の発注は年度内を予定し、平成23年度末の完成を目指しております。

◆相馬市総合美術展覧会
続いて、生涯学習関係を申し上げます。
去る11月13日から15日までの3日間、第9回相馬市総合美術展覧会を開催いたしました。
展覧会には、幼児から一般まで絵画、書、写真、習字等の各部門に合計1,045点と数多くの作品が出品されました。期間中、市民をはじめ多くの方が鑑賞に訪れ、市民の美術に対する関心と生涯学習意欲の向上に寄与できたものと考えております。

◆そうま音楽夢工房
次に、市民が気軽に音楽に触れる機会をつくる「そうま音楽夢工房」による本年度のコンサートは、5月の「ソプラノディオグループ サウンドユニットあ♪ん」に始まり、これまで5回開催いたしました。
来る1月17日には、「ニューイヤーコンサート」として「仙台フィルハーモニー管弦楽団」の70名編成によるフルオーケストラのコンサートを市民会館において開催する予定であります。

◆歴史民俗資料館企画展
次に、歴史民俗資料館の本年度第二回企画展は「相馬の文化財探訪」と題し、去る10月6日から11月29日までの予定で開催しております。
今回の企画展では、初公開のものを含む県・市指定の文化財36点を展示しており、これまで市内外から500人を超える方々が来館し、本市の歴史と文化に対する理解を深めていただいたものと考えております。
展示に御協力をいただいた関係各位に厚く御礼を申し上げます。

◆2009松川浦大橋ふれあいマラソン大会
続いて、スポーツ行政を申し上げます。
初めに、去る10月4日「2009松川浦大橋ふれあいマラソン大会」を開催いたしました。
今大会は、天候に恵まれ、市内外から前年を上回る2,179名の選手が参加し、加えて、464名のボランティアスタッフ皆様の熱心な活動に支えられ、無事終了することができました。
ここに御支援・御協力をいただきました関係団体各位に深く感謝を申し上げます。

◆市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会
次に、去る11月15日、第21回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会が行われ、本市は、中学生・高校生を主体としたチーム編成で出場いたしました。
選手の皆さんは、大会に向けて精力的に練習を積み重ね、当日は選手一人ひとりが持てる力を十分に発揮し、力走しました結果、総合21位、市の部13位の成績を収めることができました。相馬市選手団の健闘を心からたたえ、更なる精進を願うとともに、御支援・御協力いただきました関係各位に心から感謝を申し上げます。

◆市民会館の改築
続いて、市民会館の改築について申し上げます。
市民の文化活動の中心的施設である市民会館は、開館以来42年が経過し、経年劣化が著しく、去る10月22日「相馬市民会館をつくる会」から市に対して、6,760名の市民の署名を添え、市民会館の改築を要望する「相馬市民会館再建要望書」の提出がございました。
市といたしましては、今後、市の財政状況や文化振興策等を踏まえながら、市民会館を改築するための準備に着手したいと考えております。

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