議会あいさつ

平成19年第3回相馬市議会6月定例会

2007-06-11

本日、平成19年第3回相馬市議会6月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には全員のご出席をいただきましたことに御礼を申し上げます。

◆(相馬共同火力発電株式会社新地発電所二号揚炭機火災について)

はじめに、6月9日発生いたしました相馬共同火力発電株式会社新地発電所2号揚炭機火災について申し上げます。
去る6月9日14時9分頃、2号揚炭機バケット駆動ギア付近において発生した本火災は、作業員の方が煙を確認し初期消火にあたりましたが、火の勢いが衰えず延焼が認められたため、消防署、防災ヘリコプター等のあらゆる手段にて消火活動を行い約4時間半が経過した18時45分頃に鎮火いたしました。
5号埠頭において発生した今回の火災では、民間の生活には影響が及ばず被害の報告はありませんが、4台の揚炭機のうち2号揚炭機垂直コンベアがほぼ全焼し石炭船からの揚炭が不可能となり、また、残りの3台の揚炭機についても、石炭を貯炭場まで運ぶ水平輸送用の2本のコンベア1―A約140メートル、1―B約100メートルが延焼したことで、石炭を貯炭場まで運ぶことができない事態となりました。
現在、貯炭場における石炭が、およそ30日分しかストックがないという大きな問題が注目されており、30日の間に石炭を供給するシステムを再開させないと、発電所としての事業の継続ができない状況となっております。
市といたしましては、基幹産業である同社の健全な経営基盤の確保と適切な対応による再発防止、さらには発電事業が停滞することがないよう1日も早い復旧をお願い申し上げたところであります。

◆(「第三次相馬市行財政改革大綱」の実行による平成18年度の成果)

次に、行財政改革について申し上げます。
「第三次相馬市行財政改革大綱」の実行による平成18年度の成果がまとまりましたのでご報告いたします。
本大綱においては、
1、事務事業の簡素・効率化
2、組織機構の見直しと人材の育成
3、行政の情報化・行政情報の透明化
4、財政健全化の推進
以上の4つの基本方針を掲げ、初年度としての取組みを進めて参りました。
基本方針の『1、事務事業の簡素・効率化』については、県知事選挙における開票時間短縮の取り組みをはじめ、中央児童センター等の公共施設に指定管理者制度を導入したことなどにより、1,839万4千円の経費削減を達成するとともに、DV女性相談窓口の設置やワーキングプア対策として奨学資金貸与制度を新設するなど、新たな政策を企画し実行いたしております。
次に、基本方針の『2、組織機構の見直しと人材の育成』については、一般職給料・特別職給料・管理職手当の削減の継続実施、また、退職者不補充による人件費の削減等により、1億2,175万3千円の経費削減を達成しております。
次に、基本方針の『3、行政の情報化・行政情報の透明化』については、市ホームページに防災・生活安全情報を掲示したほか、松川浦スポーツセンター及び相馬光陽パークゴルフ場のサイトを開設するなど、迅速な内容更新などにより広報広聴の充実を図っております。
最後に、基本方針の『4、財政健全化の推進』については、自主財源の確保といたしまして、管理職職員等による市税収納率向上対策事業の実施により1,578万9千円、下水道受益者負担金未納者に対する納付督励の実施により203万2千円、未活用市有地の処分等により1億7,142万2千円の収入効果を見ております。
また、公共工事のコスト削減として、相馬光陽パークゴルフ場の工事手法などの見直しを行い4,005万8千円、既に民間委託を行っている事務の見直しとして相馬光陽パークゴルフ場、相馬光陽ソフトボール場及び飯豊小学校屋内運動場の設計業務を直営で行なうことにより、5,297万円の経費削減を達成しております。
その成果といたしまして、以上の行財政改革の諸努力を合計しますと、平成18年度の経費削減総額は、3億9,586万5千円、自主財源の収入増として1億9,958万8千円であります。

◆(東京都足立区との災害時相互応援協定)

続いて、東京都足立区との「災害時相互応援協定」について申し上げます。
今回の協定は、玉ノ井部屋がある足立区の議員の皆様との交流の中で、相互応援について合意に達し、去る5月16日足立区役所において、鈴木足立区長をはじめ、しのはら足立区議会議長ほか関係者多数のご出席のもと調印式を執り行ったものであります。
今後は、玉ノ井部屋での交流はもとより、観光や特産物などの地域間交流をさらに深めることにより、足立区と本市の地域的連携を図ってまいりたいと考えております。

◆(宮城県山元町沿岸へ座礁した貨物船の対応)

次に、宮城県山元町沿岸へ座礁した貨物船からの油の流出等については、市として対策本部を設置し情報の収集等に努めて参りましたが、船体に残る油の抜き取りや船体の撤去等が進まない中、座礁船付近の海面に薄い油膜の浮遊が見られ、5月9日には、新地町釣師浜海水浴場に油の漂着が確認されました。
市といたしましては、県や関係する町と連携し、5月14日には海上保安庁及び船主等に、翌15日には第二管区海上保安本部に対し、貨物船の撤去等について早期の対応を要請するとともに、国土交通省をはじめ県選出国会議員、県議会議員に対し指導の強化を働きかけてまいりました。
今般、貨物船からの油の抜き取りと積み荷の撤去、さらに船体撤去を行うサルベージ会社が決定されましたが、引き続き、関係機関との連携を強化しながら情報の収集に努めるとともに、漁業の保護と自然環境等の保全のため、事案の早期の解決に向け鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

◆(障がい福祉行政)

続いて、障がい福祉行政について申し上げます。
現在、昨年10月完全施行の障害者自立支援法に基づき、障がい者の就労支援や地域生活への転換などの自立支援事業を実施しておりますが、今後は、負担感の大きい通所、在宅、障害児世帯に対する軽減措置や小規模作業所緊急支援事業など新法の円滑施行のための特別対策を実施するとともに、今般策定した第一期障がい福祉計画に基づき、関係団体等と連携を図りながら障がい者の自立支援に向け、各種施策を展開してまいりたいと考えております。

◆(高齢福祉行政)

次に、高齢福祉行政については、市として、ボランティアやNPOの育成支援等も含めた第三期相馬市高齢者保健福祉計画等を策定するとともに、介護予防ケアマネジメントを行なうための地域包括支援センターを設置し、総合的な相談支援業務や高齢者の権利擁護業務を行なっております。
今般、福祉NPO法人が主体となり、ひとり暮しの高齢者等に対する声かけ訪問事業が、日立木地区において開始されました。
市といたしましては、地域の市民ボランティア精神を育成するとともに、これを積極的に支援してまいりたいと考えております。

◆(企業立地関係)

続いて、企業立地関係について申し上げます。
相馬中核工業団地東地区に用地を取得していた株式会社ビッグレンタルは、去る5月18日店舗の建設に着手いたしました。
また、平成20年4月の操業開始を目指し東地区に用地を取得していたハクゾウメディカル株式会社は、5月20日工場建屋の建設に着手いたしました。
さらに、去る5月24日、エム・セテック株式会社は、東地区において同社相馬工場の竣工式を執り行ないました。

◆(自動車専用道路)

続いて、自動車専用道路について申し上げます。
今般、県北地方と本市を結ぶ一般国道115号を自動車専用道路として整備する霊山道路が事業採択されたところであります。
一方、一般国道115号阿武隈東道路は、今年度、トンネル工事の着手が予定されております。

◆(農林水産関係)

続いて、農林水産関係について申し上げます。   
農業従事者の高齢化や減少等による農業の生産構造のぜい弱化を改善し、効率的で安定的な農業経営を推進するための品目横断的経営安定対策の今回受付分の5月末現在の申込者は、61名となっております。
また、水稲の作付け状況は、水田面積3,076ヘクタールのうち、約2,100ヘクタ-ルの田植えが終了し、現在まで順調な生育を示しておりますが、引き続き天候の推移と生育状況を見守ってまいりたいと考えております。
次に、農業用ビニールハウスや苗箱、畦シートなど農業用使用済みプラスチック類の産業廃棄物は、適正処理が義務付けられており、野焼きや不法投棄などによる環境破壊を阻止するため、本年度も年2回の回収を予定しております。

◆(観光物産関係)

続いて、観光物産関係について申しあげます。
和田の観光イチゴ狩り、松川浦の潮干狩り、馬陵公園の桜まつりなど、春の観光事業は、天候にも恵まれ順調に推移いたしております。
なお、1月から5月末まで実施された和田観光イチゴ園の総入園者数は、31,193人であり、3月に解禁された潮干狩りは、5月末現在23,181人の来場者がありました。
また、5月5日には道の駅そうま「体験実習館」において、子どもの日イベント・ふれあい体験広場を開催し、子ども乗馬体験、親子で楽しむ相馬駒焼陶芸体験や竹とんぼづくりなどのむかしの遊びに親しんでいただいたほか、あさり汁を振舞うなど、当日は市民をはじめ多くの来場者の皆様に相馬の文化と海の幸を堪能していただきました。
一方、6月10日に足立区で開催されました「しょうぶまつり」では、玉ノ井部屋力士による相馬の蟹のチャンコ鍋をはじめ、魚介類の浜焼コーナーなどの「美味いもん相馬フェア」を開催し、相馬の物産と観光のPRのほか、相馬民謡同好会による唄と踊りの披露などを通じ、地域間の交流を深めてまいりました。

◆(全国学力・学習状況調査)

続いて教育行政について申し上げます。
はじめに、学校教育について申し上げます。
去る4月24日、文部科学省が43年ぶりに実施した全国学力・学習状況調査は、本年9月の公表が予定されております。
市といたしましては、今後の教育活動に生かすとともに、公表にあたっては、児童生徒の序列化等に配慮するなど慎重に対応してまいりたいと考えております。

◆(教職員の資質の向上策)

次に、教職員の資質の向上策について申し上げます。
21世紀に生きる子どもたちが、確かな学力と豊かな人間性を育みながら生きる力を身につけるためには、指導者である教職員の指導力と授業力が重要となります。
このため、教職員の研修活動の拠点である相馬市教育研究実践センターの指導主事を1名増員し2名の配置とするとともに、新たな研修カリキュラムを実施するなど、教職員の教育課題の解決を図り、もって子どもたちの学力向上に資してまいりたいと考えております。

◆(放課後子どもプラン) 

続いて、放課後子どもプランについて申し上げます。
教育委員会で実施している子どもの居場所づくりのための「放課後子ども教室推進事業」と保健福祉部で実施している児童クラブの「放課後児童健全育成事業」について、一体的あるいは連携して実施するなど、総合的な事業である放課後子どもプランとして実施してまいりたいと考えております。
ついては、放課後子どもプラン運営委員会を設置するとともに、新プランの策定に向け取り組んでまいりたいと考えております。

◆(相馬光陽パークゴルフ場)

続いて、スポーツ振興関係について申し上げます。
去る4月1日開催した相馬光陽パークゴルフ場オープニングセレモニーでは約800名の来場者が、4月7日の開設記念大会では、北海道・千葉県をはじめ県内外から340名の参加者がありました。
なお、5月末日現在の相馬光陽パークゴルフ場の利用者数は9,024名であります。

◆(松川浦大橋ふれあいマラソン大会)

次に、本年が13回目となる松川浦大橋ふれあいマラソン大会は、去る5月18日開催の第1回実行委員会において、10月7日の開催が決定されましたのでご報告いたします。


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