議会あいさつ

平成18年第1回相馬市議会3月定例会

2006-03-06

本日、平成18年第1回相馬市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には全員のご出席をいただきましたことに御礼を申し上げます。

◆施政方針

さて、私こと、昨年末の市長選挙におきまして再選され、引き続き市政を担当する栄誉を与えていただき、去る1月19日に第14代相馬市長に就任いたしました。
恐縮ではございますが、就任後の初議会にあたり、私の覚悟の一端と施策の概要を述べさせていただきます。

過去4年間は、13代市長として、行財政改革をはじめ、高速交通体系の整備や企業誘致など、将来に向けての基盤を築くために心血を注いでまいりましたが、今後の4年間につきましても、さらにその理念の実現に向けて、努力を重ねてまいる所存であります。
財政基盤のさらなる強化を図り、また、一つひとつの行政行為に目的意識をしっかりと持ちながら、市役所が行うすべての行政サービスにおいて、質の向上に努力してまいることは勿論でありますが、相馬市の若者が将来に希望を持ち、働き盛りの世代は生きがいを持ち、高齢者や障がいを持つ方々が安心して暮らせるまちづくりを実現するために、全力で市政運営にあたってまいりたいと、決意を新たにしているところであります。

さて、今後の4年間は、団塊世代の退職金積立がほとんどなされてこなかったことなど、極めて厳しい財政状況と、私は闘ってゆかなければなりません。常に将来世代からの検証を意識しつつ、明日の発展の基礎となる市政運営を行うため、政策提言である私のマニフェストを基本とした施策を展開し、市民が安心して暮らしていくことのできる、「未来に向かって伸びゆく・福祉と文化の都市そうま」の実現に、誠を尽くしてまいりたいと決意しております。

その主な施策の概要について申し述べます。8つでございます。

1、行財政改革については、行政行為に目的意識を明確に持つとともに、常にコスト意識を高めながら、効率的で効果的な事業の執行に努め、サービスの質の向上に取り組んでまいります。

2、情報公開と市民総参加のまちづくりを進めるため、広報紙やホームページの情報量の充実に努めるとともに、多様な媒体によるわかりやすい情報公開を推進します。また、行政コストの縮減というテーマに対しては、市民総参加を促すなど、多くの市民と協働による地域づくりを推進してまいりたいと考えております。

3、市民生活のセイフティネットを担保するため、災害など、想定されるあらゆる事態に的確に対応できるようなソフト・ハード両面の施策の充実が重要ですが、これを積極的に推進するためにも、災害教育や情報伝達系統の整備をはじめ、市民の防災意識の向上を図ってまいりたいと考えております。

4、国際化や高度情報化の伸展による地域間競争の中で、市の将来を担う優秀な人材を育成することが喫緊の課題であることから、誘致した先端企業の技術力に対応できる人材の育成をふまえた学力向上策に、積極的に取り組んでまいります。さらには雇用創出の拡大による地域振興を推し進めます。

5、優良な環境で産出される相馬の食材を、相馬ブランドとして確立することにより販売促進を図ってまいります。また、商工業の振興のためには、チャレンジショップをはじめとした支援策を講ずるなど、地域の特性を活かした地場産業の振興に努めてまいります。

6、企業誘致が本格化していく時代を見据え、地域振興のための常磐自動車道や阿武隈東道路をはじめとした高速交通体系の整備について、さらにこれを推進いたします。

7、福祉の増進については、自治体の存在目的であることから、これを最重要課題として位置づけ、強力に推進してまいります。

8、水道水源であり、環境汚染のない宇多川上流地域や、絶滅危惧品種のヒヌマイトトンボやヒカリゴケなどの発見が相次いでいる松川浦に代表される美しい相馬の自然は、先祖から受け継いだ貴重な財産であるという認識のもと、市民とともに責任をもって次世代に継承してまいります。

以上の理念のもと、「未来に向かって伸びゆく・福祉と文化の都市そうま」の実現に向け、全市が一丸となってそれぞれの理念の実現に向けて努力してまいりたいと考えておりますので、議員諸兄の特段の御理解をお願い申し上げるものであります。

◆市政の諸課題と主なる事業等

続いて、新年度に向けて当面する市政の諸課題と主な事業について申し上げます。
はじめに、平成18年度相馬市一般会計当初予算の概要について申し上げます。
我が国の経済情勢は、バブル崩壊による負の遺産からようやく脱却しつつあります。しかしながら、全国レベルでは企業部門の好調さが民間需要中心の穏やかな回復軌道をたどっていると言われているものの、依然として景気改善の情況には地域間格差が見られ、地方における現実としては、景気回復を未だに実感できない状況にあります。
従って、全国的な景気回復の報道に惑わされることなく、地域自らの創意工夫による地域経済の活性化と、地域雇用の創出に一層の努力をして行かなければならないものと思います。
小泉内閣の推進する構造改革は、地方自治体に対しても、財政運営などの責任を強く求める結果をもたらしました。
本市における状況としては、税制改正により個人市民税は若干の伸びが期待できるものの、昨今の原油価格の高騰による影響で法人市民税の伸びが期待出来ず、また、固定資産税についても評価替えによる減少が見込まれるなど、依然として厳しい財政運営が予想されます。従って、今後も、行財政改革を強力に推進し、歳入に見合った財政規模の確立を図りつつ、行政サービスの質の低下を招かないように、また、市政の円滑な運営に支障を来さないように中長期的視点に立ち、的確で効率的な財政運営に努めなければなりません。

平成18年度相馬市一般会計当初予算の編成にあたりましては、歳入面では、市税および地方交付税は、現時点での見込額を全額計上するとともに、国・県補助事業の縮減傾向の中にあっても積極的な運用に努めながら、地方財政対策の一つである臨時財政対策債などの市債の活用を図りました。
歳出面では、現下の社会状況に基づく厳しい歳入状況に鑑み、公債費および扶助費等の義務的経費や、一部事務組合への負担金が増加する中で、新たな施策に伴う経費の捻出は困難であるとの認識の下、物件費、補助金、維持補修費ならびに普通建設事業費は、前年度当初予算の95%以内の予算要求枠を設け、さらに第三次相馬市総合計画の実施計画に掲げられている事業であっても見直しを行い、身の丈にあった財政見通しの中で、最大限の行政効果を挙げるべく、重点的かつ効率的な配分に努めたところであります。
具体的には、次の7点を重要課題として予算編成にあたりました。

1、私のマニフェストに掲げた項目に基づき、18年度の重点事業としたものについて予算措置を行なうこと。

2、当初の使命を終えた事務事業については、スクラップアンドビルドの原則と、サンセット方式の導入などにより、見直しを徹底すること。

3、単独補助金については、当該交付団体の運営状況を精査するとともに、公益性、公平性、また、必要性を徹底分析し、整理合理化をはかること。

4、市が負担金等を交付している一部事務組合および第三セクター等の経営健全化を促進するため、経営内容の精査および提言を積極的に行なうこと。

5、公共施設の運営管理については、指定管理者制度を活用するなど、効率的に実行されるよう努めること。

6、「広報そうま」やホームページを最大限に活用することにより、市民との情報の共有化をはかること。そのために、専門用語をできるだけ避け、必要に応じて注釈を用いて理解を深めるように努めること。

7、市税等の収納率向上や遊休市有地の処分などにより自主財源の確保に努めること。

以上のことを基本に予算編成を行い、平成18年度相馬市一般会計予算案の総額は、前年度対比23.4%減の128億7300万円となりました。
主なる重点事業のうち、ソフト事業については、新規事業の職員人事交流事業、防災情報サイト整備事業、国民保護計画策定事業、固定資産情報管理システム構築事業、介護予防検診事業、自動体外式除細動器整備事業、相馬東高との中・高一貫教育推進事業、継続事業の総合行政情報システム運営事業、民間派遣交流事業、相馬市新長期総合計画策定事業、障がい者支援事業、高齢者の地域子ども預かり事業、企業立地対策事業、チャレンジショップ事業、相馬野馬追騎馬出場奨励事業、道の駅体験学習館運営事業、消防設備整備事業、相馬市教育実践センター事業、外国人教師招致事業、学力向上推進事業、相馬市史編纂事業、ふるさと相馬ブランド化推進事業、音楽の郷づくり推進事業などのほか、ハード事業では、新規事業の飯豊小学校屋内運動場改築事業、ソフトボール場整備事業、飯豊小給食室ドライ化改修事業、継続事業の市道日下石・石上線および市道日下石・坪田線の地方道路整備臨時交付金事業、市道稲荷前・藤木線及び市道台町・富沢線の地方特定道路整備事業、市道新設改良事業、消防施設整備事業、パークゴルフ場整備事業などについて措置いたしました。
以上、新年度当初予算の編成作業にあたっては、昨年同様厳しいものがありましたが、このような財政状況については、さらに情報公開をすすめ、市民の現状認識を深める努力が必要と考えております。
今後とも、全庁が一丸となり行政サービスの質の向上を目指した行財政改革を強力に推進し、予算の適正な執行に努めてまいる所存であります。

◆相馬市新長期総合計画

次に、相馬市新長期総合計画について申し上げます。
平成13年の「第三次相馬市総合計画」は、「活力あふれる創造的な交流・循環都市」を将来像とし策定されましたが、財政状況の分析が進んだことや、本市を取巻く地方交付税制度・補助金制度の変化などの経済環境に対応できない点をはじめ、現実の相馬市政の実態になじまないものとなっております。

このような状況を踏まえ、市が置かれている現状を厳しく受け止め、本市が育んできた歴史や伝統を守り、さらに、絶滅危惧品種等を有する貴重な自然を後世に責任を持って継承しつつ、21世紀の社会情勢に適切に対応しうる本市の将来計画を、市民の英知を結集して企画し、よって今後の指針としてゆくための、新長期総合計画を策定する作業に着手いたしました。

今後は、庁内で組織する総合計画策定委員会において、徹底的な議論を重ね、相馬市総合計画審議会の審議を経て、平成18年度中の策定に向けて鋭意取り組んでまいりたいと考えております。

◆行財政改革

続いて、行財政改革について申し上げます。
「第二次相馬市行財政改革大綱」については、平成14年度から平成17年度の4年間において、『事務事業、外郭団体等の見直し』、『組織・職員・給与等の見直し』、『行政の情報化・行政情報の透明化』、『財政の健全化』以上の4項目を重点事項として積極的な取り組みを進めてまいりました。
その成果といたしましては、取りまとめの作業中ではありますが、現時点での4年間の経費削減額は、約9億4千万円となる予定であります。
なお、平成18年度から新たに取り組む「第三次相馬市行財政改革大綱」につきましては、行政サービスの質の向上を最重要課題とし、大綱に基づく実施計画の見直しを行いながら、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
 
◆地域防災計画

続いて、防災行政について申し上げます。
地震や台風・集中豪雨等による災害の際に、迅速かつ的確な対応・対策を図るための地域防災計画につきましては、大規模災害時における自衛隊との連携等を含めた防災体制の再整備に向けて計画を見直しており、平成18年度中の新計画策定を見込んでおります。
さらに、市民の防災意識の高揚を図るため、平成18年度は山上地区で防災訓練を実施するとともに、災害時における時間ごとのシミュレーションを通し、指揮・命令系統の再構築や災害応急体制の確立を目指した「災害対策図上訓練」を実施してまいりたいと考えております。
 
◆AED設置

次に、AEDの設置について申し上げます。
自動対外式除細動器いわゆるAEDにつきましては、災害時の急激な精神的、体力的な消耗による心停止、さらには一般の市民生活やスポーツの際の急激な心室細動に対し、救急車の到着までの脳死を防ぐため、公共施設等への整備が全国的に進められております。
本市においては、スポーツアリーナそうまに設置いたしておりますが、平成18年度は、地区公民館をはじめ図書館、市役所本庁舎等に設置し、市民生活の安全度を向上させるとともに、使用方法等を含めた救急救命に関する講習会等を開催し、自主防災意識のさらなる高揚を図ってまいりたいと考えております。

◆生活安全情報

次に、防災・生活安全に関する情報の提供について申し上げます。
市内での火災発生状況や気象警報・地震などの防災情報、さらには犯罪や防犯などに関する生活安全に関する情報については、2次災害の発生や被害の拡大を未然に防ぐためにも、すみやかな伝達能力が要求されることから、相馬警察署や相馬消防署と連携し、本年4月からのホームページ上での公開に向け、現在、試験的な運用を行なっております。なお、インターネットに接続可能な携帯電話等でも閲覧可能ですのであわせてご報告いたします。

◆国民保護計画

次に、国外からの武力攻撃等に対処するための相馬市国民保護計画につきましては、国民保護法や福島県国民保護計画を踏まえ、自衛隊をはじめとした関係機関と連携した武力攻撃災害への対応、さらには避難住民等への救援システムを確立するため、平成18年度中の策定に向け、作業を進めております。
なお、本件に関する条例並びに予算案を、本議会に提案しておりますので御審議願いたいと存じます。
 
◆点字図書の充実

続いて、点字図書の充実について申し上げます。
昨年12月、振興ビル1階にオープンした「点字図書閲覧コーナーでは、現在、寄贈された点字図書が479冊となっております。今後は、点字翻訳ボランティアの協力を得ながら、点字図書や点字での資料等のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。また、利用者を誘導するため「点字ブロック」を設置するとともに、本年4月からは館内閲覧に加え、来館出来ない方々に対して、館外貸出しをすることで、点字図書のさらなる利活用を図ってまいりたいと考えております。

◆職員の相互交流について

次に、民間企業のコスト感覚や広範な経営手法等の習得を目指して導入した「民間企業との相互交流実務研修事業」につきましては、今年度に引き続き新年度も、継続して実施してまいりたいと考えております。
さらに、平成18年度から2年間、福島県との相互人事交流を実施し、相互理解と連携の強化を図りながら、行財政改革や地方分権などの諸課題に、迅速かつ的確に対応できる人材の育成に努めてまいりたいと考えております。

◆交通事故防止コンクール

次に、市町村別交通事故防止コンクールの結果について申し上げます。
福島県ならびに福島県交通対策協議会などが主催する平成17年の市町村別交通事故防止コンクールにおいて、評価指数777.7の本市が市の部第1位に輝き、去る2月6日、成績優秀市町村として表彰を受けました。
多くの市民の交通安全に対する意識の高さと、関係機関・団体等の日ごろからの交通安全活動が栄誉に結びついたものと考えております。
今後とも、市民の生命・財産を交通事故から守るため、警察署をはじめとした関係機関等と連携を強化し、交通安全思想の普及と啓発に努めてまいりたいと考えております。

◆企業立地関係

続いて、企業立地関係について申し上げます。
 相馬中核工業団地西地区の石川島播磨重工業株式会社相馬工場の第3期拡張工事による新工場は、5月中に完成予定となっております。また、同社の田無工場の従業員については、約250名が本年5月より相馬工場へ異動するとの報告がございます。
 次に、東地区に32.4ヘクタールの工場用地を既に取得しているエム・セテック社においては、同社の増築計画に基づき、去る1月25日、D区画17.8ヘクタールの用地を取得したことで、同社が保有する工場用地は50.2ヘクタールとなりました。今後の工場建設と雇用創出を期待したいと考えております。
なお、工業団地東地区10.9ヘクタール、西地区24ヘクタールの合計34.9ヘクタールが未分譲でありますので、今後とも関係機関との連携を強化しながら、企業誘致活動を積極的に展開してまいりたいと考えております。 

◆松葉ガニ相馬鍋

続いて、観光物産行政について申し上げます。
冬の味覚である鍋料理を競い合う平成鍋合戦が、去る1月15日山形県天童市で開催され、当市観光協会が出品した「松葉ガニ相馬鍋」が念願の優勝を果たし、第11代鍋将軍に輝きました。
東北、関東のほか海外など34団体35品目が競い合う中で、「松葉ガニ相馬鍋」は、「カニしんじょ」と、「カニの炊き込みご飯」の焼きおにぎりが雑炊として味わえるなどのアイデアが高い評価を受けたものです。
関係各位の御努力に敬意を表するとともに、本市の新たな観光資源として期待するものであります。

◆そうまのふるさと行事

次に、相馬市の観光と行事を一体的にPRするための、平成18年「そうまのふるさと行事」が、先般、相馬市観光協会において決定されました。
今後は、関係団体等と一体となった取り組みを行ないながら、四季を通した通年滞在型観光に結びつく観光資源の開発や、ホームページ等を利用したPRなどにも積極的に活用してまいります。さらには、相馬市の特産品の掘り起こしやインターネットを通した販路拡大・ブランド化にも資するよう努力してまいりたいと考えております。

◆相馬民謡全国大会

次に、去る1月21日から2日間にわたり開催しました第24回相馬民謡全国大会では、今回新設のジュニアの部には14名が、一般の部には152名が出場いたしました。ジュニアの部では、「相馬胴突唄」を唄われた南相馬市の小学三年生田中沙紀さんが、一般の部では、「相馬馬子唄」を唄いあげた福島市の後藤恵美さんが優勝の栄冠に輝き、準優勝には相馬市の金沢敏さん、第3位には仙台市の鈴木富美子さんがそれぞれ選ばれました。今大会は、冬季での開催にもかかわらず和歌山県からの5名をはじめ、全国各地から出場をいただきました。改めて、関係団体各位のご支援とご協力に深く感謝を申し上げます。

◆農政関係

続いて、農政関係について申し上げます。
国が昨年3月に閣議決定した「新たな食料・農業・農村基本計画」において、重要施策の一つとして位置付けた「品目横断的経営安定対策」の平成19年度導入が決定したことから、平成18年度は、県・農協・農業者と一体となり、集落営農の推進や農業担い手への農地の集積等について、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
なお、米政策改革に基づく18年産米の生産目標数量は、本市のこれまでの生産調整の実績やエコファーマー農法の取り組みなどが評価され、他の市町村が減少する中、前年度より355トン増の11,592トンが配分されております。

◆高速道路

続いて、高速道路関係について申し上げます。
高速道路につきましては、従来からの有料道路方式と国・県が民営化会社に代わって整備する新直轄方式により建設されることになっておりますが、常磐自動車道・常磐富岡〜亘理間約83キロメートルについては、去る2月7日開催の国土開発幹線自動車道建設会議において、有料道路方式によって整備されることが決定されたところであります。
なお、常磐自動車道相馬市南地区約5キロメートルについては、富沢以南の工事区において切盛り土工工事を実施中であり、平成20年10月の完成を見込んでおります。
一方、一般国道115号「阿武隈東道路」約10.7キロメートルにつきましては、地権者に対する設計説明会を終え、用地幅杭の設置が完了次第、用地買収に入る予定となっております。

◆道路行政について

続いて、市道等に係る道路行政について申し上げます。
地域の生活基盤の確保と市民生活や経済・社会活動を支える基礎的な施設である市道につきましては、その整備促進に努めてきたところであり、新年度においては、新たに「市道・日下石坪田線道路改良工事」を加えた地方道路整備臨時交付金事業等を活用し、計画的な幹線道路網の整備に努めるとともに、財政状況を勘案しつつ、引き続き市単独事業による道路改良舗装を検討してまいりたいと考えております。
一方、国で施工中の一般国道6号相馬バイパス2工区延長3,000メートルにつきましては、17年度内の開通を目指し、舗装工事が急ピッチで進められております。
また、5年で見える道づくり事業に採択されている国道6号沖ノ内交差点の立体横断施設につきましては、「沖ノ内地区の通学路を考える会」の意見を踏まえ、平成18年に横断歩道橋として事業化される見込みであります。
さらに、現在施工中の国道6号小泉地区ならびに赤木地区の歩道についても今年度内の供用が見込まれ、相馬市内については全線歩道付きとなります。
 
◆下水道関係

続いて、下水道関係事業について申し上げます。
はじめに、公共下水道事業につきましては、平成17年度末までの下水道整備人口が、行政人口39,120人のうち約21,900人に達し、普及率は約56%となる見込みであり、新年度は昨年度に引き続き新田地区準幹線ならびに小泉字山田地区準幹線の整備を、枝線工事については、新田、西山字水沢・中野字北川原地区等を重点的に進めてまいりたいと考えております。
次に磯部地区の農業集落排水事業につきましては、今年度末で補助事業が完了し、計画世帯410世帯に対し使用可能世帯が394世帯、供用率は約96%になる見込みであり、18年度は枝線の整備を進めてまいりたいと考えております。
なお、17年度末での全体汚水処理普及率は約72%を見込んでおりますが、今後とも浄化槽設置整備事業を活用しながら快適な生活環境と良質な水環境づくりに取り組んでまいります。
 
◆学校教育

続いて教育行政について申し上げます。
初めに、学校教育につきましては、教育の充実と人づくりを最重要課題として位置づけ、確かな学力・豊かな人間性と社会性・郷土愛を育みながら21世紀に生きる子どもたちが、生きる力を身につけ、社会の発展に貢献できる人材の育成に取り組んでおります。
平成18年度の学力向上対策のうち中学校においては、個に応じたきめ細やかな指導の充実を図るため、講師1名を増員し、2名体制による少人数教育の推進を、小学校においては、国際化に対応できる国際理解教育の充実を図るため、英語活動支援員を2名増員し5名体制とするなど、教育環境のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。
さらに、教職員研修会の開催や教育委員会による学校訪問などを実施し、指導者である教職員の資質と指導力の向上にも資してまいりたいと考えております。
次に、相馬東高等学校と中学校の連携による中高一貫教育については、高校教師による中学校での英語と数学の指導や高校行事への中学生の参加などを通じ、交流と連携を深めてまいりました。平成18年度は、基礎学力の向上・キャリア教育・地域理解を全中学校の教育目標として設定し、地域社会に積極的に貢献できる人材の育成を目指し、取り組んでまいりたいと考えております。  

◆子どもの安全確保

次に、子どもの安全確保について申し上げます。
児童が通学路で不審者に襲われる事件が相次ぎ発生している中で、本市では市内での事件の未然防止に向けて、通学安全マップの作成や公用車・学校関係者等の車輌パトロールによる子どもの安全確保に努めるとともに、中村第一小学校の「地域ぐるみの学校安全推進モデル事業」の活動を市内全体に普及させるため、「幼児・児童・生徒の安全確保に係る合同緊急会議」を昨年末に開催し、学校単位での子ども見守り隊を結成したところであります。
今後とも、相馬警察署をはじめ消防団や区長会等と連携を図りながら、地域ぐるみで子どもの安全確保に努めてまいりたいと考えております。

◆生涯学習関係

次に、生涯学習関係について申し上げます。
「いつでも、どこでも、だれでも、なんでも学習できる社会」をテーマとした生涯学習事業につきましては、多種多様な学習の機会を選択できる環境整備に努めておりますが、平成18年度は「生涯学習ガイドブック」の情報内容の一層の拡充に加え、インターネット環境の推進のため「生涯学習だより」や「相馬の歴史」をホームページとして発信するなど、推進体制の一層の充実を図ってまいりたいと考えております。

また、男女共同参画プランの推進につきましては、男女が性別にかかわりなく自己の能力を自らの意志に基づいて発揮し、あらゆる分野に対等な立場で参画でき、ともに責任を担える社会づくりのため、今後とも、推進会議委員を中心として、各種事業を積極的に展開してまいりたいと考えております。

◆音楽の郷づくり

次に、音楽による安らぎと潤いのある街づくりを目指してスタートした音楽の郷づくり事業は、平成18年度で4年目を迎え、芸術文化の振興育成と豊かな感性を育む場として、さらなる拡充に向け取り組んで参りたいと考えております。

◆市史編さん室

次に、本市の自然・政治・社会・文化等の変遷を明らかにし、歴史的財産として後世に引き継ぐ相馬市史編さん事業については、資料集の刊行や本刊発刊へ向け、生涯学習課内に「市史編さん室」を設置し、本格的な資料調査を計画的に推進して参りたいと考えております。

◆向陽中学校グラウンド

次に、教育施設の整備について申し上げます。
向陽中学校グラウンドにつきましては、去る12月20日に整備工事が竣工し、同日から供用しております。

◆アスベスト対策

次に、アスベストのはく離や破損などによる健康被害を未然に防ぐための安全対策のうち中村第一中学校体育館の天井については、ネット設置による飛散防止工事を1月17日に、日立木小学校校舎廊下については石綿除去工事を1月26日に、それぞれ竣工しておりますので御報告いたします。

◆飯豊小学校屋内運動場改築事業

次に、飯豊小学校屋内運動場改築事業につきましては、諸調査業務を終えたことから、平成18・19年度の2カ年継続事業で実施いたしたく、本議会にかかる予算案を計上いたしております。

◆光陽地区パークゴルフ場整備事業

次に、光陽地区パークゴルフ場整備事業につきましては、国の電源地域振興・産業基盤整備事業助成金を活用した補助率3分の2の相双地域広域観光拠点整備事業の採択を受け、現在、造成工事および植栽工事を施工中であり、平成18年度中の完成を見込んでおります。
今後も、スポーツ施設の利便性の向上を図りながら各種大会やスポーツ教室を開催し、市民のスポーツへの参加促進と競技力向上を目指し、市民のニーズにこたえる活気あるスポーツ行政の展開に努めてまいりたいと考えております。

 

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