議会あいさつ

平成17年第6回相馬市議会12月定例会

2005-11-28

平成17年第6回相馬市議会12月定例会 市長あいさつ(要旨)

本日、平成17年第6回相馬市議会12月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には全員の御出席をいただきましたことに御礼を申し上げます。
ここに諸議案の提案に先立ち、その後の市政の経過等について御説明申し上げ、議員各位の御理解と御協力をいただきたいと存じます。

◇アスベスト対策
初めに、アスベスト対策について申し上げます。
ご承知のとおり、アスベストは、大気に大量に飛散した場合、身体に重大な影響を及ぼす恐れがあることから、昭和63年に市の所有する公共施設について、規制含有率5パーセントを超えるアスベスト吹付け個所の有無の調査・分析を行い、その結果に基づき身体に影響を及ぼすことのないよう対応を行なってきたところであります。
さらに近年、肺ガンや中皮腫の発症により国民全体に大きな不安が広がっている事をふまえ、昭和63年以降新しく市有施設となったものを含め、現在の規制含有率1パーセントを超えるアスベスト吹付け個所の有無の調査・分析と飛散の恐れのないボード類等の使用状況について、再度、設計図書並びに現地調査により確認を行いました。
その結果、今回、アスベストの使用が明らかになった施設については、市庁舎、教育文化センター、日立木小学校、中村第一中学校の4施設で、また、学校等の調理器・器具等については、中村第一、八幡、山上、玉野の各小学校、中村第二、磯部の各中学校および愛育園の7施設のガス回転釜、食器消毒保管庫等に使用されていることが確認されました。
このため、児童生徒をはじめ一般市民や職員の健康に対する影響を懸念し、これらの施設等のアスベストの飛散状況について早急に調査・分析に努めたところ、空気中の繊維状粒子のうち国が示している1リットルあたりアスベスト10本という基準に対し、いずれの施設においても飛散本数が皆無であることから、過去も含めて、現段階での健康被害に対する危険性はないものと確認いたしております。
しかしながら、市庁舎のうち、議事堂、地下1階機械室および自家発電室、5階および6階の空調機械室の天井、ならびに議事堂、6階事務室については、天井裏鉄骨の被覆にアスベストが使用されていることから、はく離や破損などによる健康被害を未然に防ぐため、定期的な監視を行うとともに、教育文化センター展示室の天井裏鉄骨被覆については囲い込み工法により、中村第一中学校屋内運動場の天井についてはネットを張ることにより、飛散防止を図ってまいりたいと考えております。また、日立木小学校校舎廊下の天井については、除去工法を含め、施行業者と工事日程を調整しながら早急に対処してまいりたいと考えております。なお、本議会補正予算案に中村第一中学校の工事に関する経費を計上いたしておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。

◇市民会館大ホール復旧工事
次に、8月16日発生の宮城県沖地震により被災した市民会館大ホールにつきましては、建築資材等にアスベストが使用されていないこと、さらに、空気中の繊維状粒子中にもアスベストは含まれていないことを確認いたしました。なお、天井の復旧につきましては、吊天井全体の安全のための復旧工、耐震補強工、空調ダクト改修にかかる工事を10月27日から開始し、12月20日の完了を見込んでおりますのでご報告申し上げます。

◇企業立地関係
続いて、企業立地関係について申し上げます。
去る10月17日、エム・セテック株式会社では、延べ床面積約2,000平方メートルの単結晶シリコンウエハー用シリコン加工相馬工場の第1期工事の安全祈願祭を、工業団地東地区の敷地内で執り行い、平成18年3月の完成を予定しております。

◇相馬中核工業団地視察会
次に、企業誘致活動について申し上げます。
去る11月17日、相馬中核工業団地企業誘致促進協議会・中小企業基盤整備機構・福島県・相馬市の共催にて、「相馬中核工業団地視察会」を開催いたしました。当日は、関東方面の企業7社のご参加をいただき、工業団地東・西地区および重要港湾相馬港を視察するとともに、立地環境について、大いに理解を深めていただきました。今後も、中小企業基盤整備機構ならびに福島県と連携し、企業との信頼関係を構築しながら、誘致の実現に向けて積極的な活動を展開してまいりたいと考えております。

◇チャレンジショップ
次に、商工労政関係について申し上げます。
中心市街地の空き店舗対策として、商業およびサービス業の独立開業を目指す新規起業者の育成・支援を行なうための「相馬市チャレンジショップ」を、去る10月1日、駅前振興ビル1階に開設いたしました。現在、出店者が手作り雑貨と魔法の花「プリザーブドフラワー」の販売や足裏健康療法などの事業を展開しながら、経営に関する知識や技術等を学んでおります。今後も、商工会議所との連携を密にしながらチャレンジショップを活用し、中心市街地の活性化をはじめ、商工業のさらなる振興を図ってまいりたいと考えております。

◇国勢調査
続いて、国勢調査について申し上げます。
近年の少子高齢化の進展、さらには個人情報保護に関する意識の高さから、単身世帯や調査拒否の世帯が増えてきており、今回の国勢調査の取りまとめにあたっては、困難を極めたところであります。しかしながら、調査員や指導員の精力的な活動により無事に調査業務を終了いたしており、来月、国から公表される速報値は、人口38,628人、うち男性18,721人、女性19,907人、世帯数12,595世帯の見込みでありますので、ご報告いたします。

◇市道の開通
続いて、道路関係について申し上げます。
昭和46年に都市計画決定を受けた市道・坪ヶ迫・寺前線につきましては、国道6号・坪ヶ迫交差点から国道115号西山交差点までの延長2,985メートルのうち、未供用区間でありました西山工区及び北町工区の延長1,000メートルが、来る12月14日開通の運びとなりました。
環状線の役割を果たす本線の開通で、市街地の慢性的な交通混雑の解消が見込まれることから、交通環境の改善に大きく寄与するものと考えております。

◇農政関係
続いて、農政関係について申し上げます。
本年は、春先や梅雨時期の低温の影響で、農作物全般にわたり、約1週間程度の生育遅れが見られましたが、その後、夏場の天候が回復したことで、水稲・日本梨をはじめとした他の農作物を含め、平年作となっております。しかしながら、全国的な米あまりから米価が著しく低落しており、昨年に引き続き、稲作農家にとって、厳しい状況が続いております。なお、本市から出荷される「米」は、作況指数が100であったことから、国の米政策改革として昨年創設された集荷円滑化対策の過剰米処理摘要は受けておりませんので、加工用を除き全量が主食用として買い入れされることとなっております。

◇市民まつり・特産物
続いて、観光物産関係について申し上げます。
市民参加型のイベントとして誰もが楽しめる「第5回そうま市民まつり」を去る10月30日に開催いたしました。当日は、比較的穏やかな天候に恵まれ桜丘小によるマーチング演奏や相馬高校生による吹奏楽と相馬太鼓の演奏、中村二小による原釜太鼓の演奏、さらには歌謡ショーやピエロショー、麻薬犬による麻薬探知デモやゴミ減量化啓発デモのほか、北海道大樹町の物産販売なども盛り込まれるなど、昨年の2倍にあたる約1万5千人の人出で賑わいました。
今後とも各団体と連携を図りながら、本市産業の振興発展のため、「そうま市民まつり」のさらなる充実を図ってまいりたいと考えております。
 
次に、「行ってみたい、泊ってみたい、住んでみたいところ ふるさと相馬」を広くアピールしながら特産物の販路拡大を図るため、9月に北海道の豊頃町と大樹町で相馬市物産展を、10月には山形県酒田市の「地域伝統芸能フェスティバル」において相馬民謡と相馬野馬追の紹介を、11月には千葉県流山市の「流山市民まつり」、さらに、福島市の「コラッセふくしま」において「うまいもん相馬フェア」を開催し、相馬双葉漁協および、そうま農協と合同で、相馬の特産物であるホッキご飯の試食販売や鮮魚カレイやホッキ貝などの物産展調理実演会を実施いたしました。それぞれのイベントにおいて、多くの方々にご来場いただいたことから、相馬の特産物を通して、大いに相馬市をPR出来たものと考えております。

◇小学生相撲大会
続いて、教育関係について申し上げます。
はじめに、学校教育について申し上げます。
国技である相撲を通して伝統的な文化に触れ、競い合うことの楽しさを体験させ、心身ともにたくましく、礼儀正しい子どもの育成と相互交流を目的として、第1回相馬市小学生相撲大会を9月10日、松川浦スポーツセンター体育館において開催いたしました。当日は、日本相撲協会、玉ノ井部屋や玉ノ井部屋後援会の絶大なご協力をいただき、市内小学校10校からの147名の児童が、多くの保護者や地域の方々の温かい応援のもと、団体戦と個人戦に力と力をぶつけ合いました。

◇報徳の教えを取り入れた実践例 
次に、指導資料の充実について申し上げます。
相馬市民憲章に謳われている「報徳の教え」を授業での指導資料とするため、相馬市公立学校研究指導員会において作成していた「報徳の教えを取り入れた実践例」がこのほど完成いたしました。子どもたちが、地域の発展に尽くした人々の働きや苦労、教えについて学習し、自ら生きぬくひとつの指標となるよう、各校での教育課程の編成や授業に活用するとともに、実践資料を更に積み上げてまいりたいと考えております。

◇向陽中学校屋内運動場
次に、学校教育施設の整備について申し上げます。
向陽中学校屋内運動場改築事業につきましては、8月末に竣工し、9月21日に校舎と屋内運動場の落成式を挙行いたしておりますので、ご報告申し上げます。なお、新しい屋内運動場は、校舎などの景観に配慮した切妻屋根とし、フロア面を最大活用できるようステージを移動式とするなど、一般社会体育の利活用にも配慮しております。

◇移動教育委員会
次に、移動教育委員会について申し上げます。
教育委員が教育現場に出向き、学校の現況視察をはじめ、教職員との意見交換や懇談を行う「移動教育委員会」を、10月21日から11月14日にかけて、市内の全中学校と養護学校において実施いたしました。教育委員が教育現場の現状理解を深め、教育委員会の活性化を図るため、今後も継続して開催し、教育行政のさらなる充実に努めてまいりたいと考えております。

◇松川浦大橋ふれあいマラソン大会
次に、スポーツ振興関係について申し上げます。
初めに、去る10月2日に開催いたしました「2005松川浦大橋ふれあいマラソン大会」には、体力の向上や健康の維持増進、さらには親子の触れ合いを求める多くの市民をはじめ、県内外より1,855名のマラソン愛好者の参加をいただきました。今大会は天候にも恵まれ、ボランティアスタッフ421名の熱心な活動により、無事終了することができました。ここにご支援・ご協力を賜りました各関係団体等の皆様方に対しまして深く感謝を申し上げます。

◇市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会
次に、第17回市町村対抗福島県縦断駅伝競走大会が、去る11月20日、白河市陸上競技場から県庁までの16区間、95.7キロメートルのコースにおいて73市町村参加のもと行われ、本市チームは、松川浦大橋ふれあいマラソン大会10マイルの部優勝者・山田選手をはじめ、中・高校生を主体とした若さあふれるチーム編成を行い出場いたしました。選手のみなさんは、精力的な練習を積み重ねながら、一人ひとりが持てる力を十分に発揮され、総合24位、市の部10位の成績を収めることができました。相馬市選手団の健闘を心からたたえ、さらなる精進を願うとともに、ご支援・ご協力を賜りました関係各位に心から感謝申し上げご報告といたします。

◇第36回相馬市民号
終わりに、去る9月24日から1泊2日の日程で総勢119名のご参加をいただき実施しました第36回相馬市民号「秋の山形路・酒田港視察と福島ぶどう狩り」について申し上げます。初日は、酒田市「出羽遊心館」において、酒田港の歴史や利活用、さらには地域振興等に関する講話を阿部市長から聴講し、リサイクルポート酒田港等の見学を行うとともに湯野浜温泉にて参加者それぞれが懇親を深めました。また、2日目には、米沢市・福島市と東北中央自動車道のルートをたどりながら、米沢市においては安部市長から、福島市においては瀬戸市長から、歓迎のごあいさつをいただき、自動車道の早期開通を願い、両市との結びつきをより強めるため、人的交流も深めてまいりました。さらに、車中では市政に関する報告会を行うなど、市民号としての所期の目的を十分に達成することができましたのでご報告いたします。

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