議会あいさつ

平成17年第3回相馬市議会6月定例会

2005-06-13

平成17年第3回相馬市議会6月定例会 市長あいさつ (要旨)

本日、平成17年第3回相馬市議会6月定例会を招集いたしましたところ、議員各位には全員の御出席をいただきましたことに御礼を申し上げます。
また、このたび市議会議員として表彰を受けられた議員各位に対し、お喜びを申し上げますとともに、永年にわたる議員活動に敬意を表し、今後とも御活躍いただけますようお願い申し上げます。

◆(相馬共同火力発電株式会社について)
続いて、相馬共同火力発電株式会社で発生した事故について御報告申し上げます。
6月3日、新地発電所の一号機において給水加熱器を点検中の作業員の方が意識を失って死亡に至る事故が発生し、6日早朝、相馬共火の取締役が事故の報告と謝罪に訪れました。
相馬市として責任を問う立場にないものの、中核工業団地内での事故なので、私から口頭にて、今後このような事故の無いよう再発防止に万全を期されたい旨の申入れをいたしました。
ここに、謹んで亡くなられた方の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の方々に哀悼の意を表するものであります。

さて、諸議案の提案に先立ち、その後の市政の経過等について申し上げ、議員各位の御理解と御協力をいただきたいと存じます。

◆(相馬市振興公社について)
初めに、相馬市振興公社について申し上げます。
相馬市振興公社の財務状況につきましては、現在の状態で推移した場合、本年10月には資金不足に陥り、経営破綻となる厳しい状況にあることから、去る5月27日の市議会全員協議会で、議員各位に対し現状を御説明申し上げ、市として支援を検討すべきかどうか、また、支援するとすればどのような方法にて行なうべきかについて、御意見をいただきました。

その際、明確な解決策を見出すことはできなかったものの、倒産を避けるための支援をするべきであるとの意見が多数を占め、よって市として支援の検討に着手することといたしました。
一方、6月2日の振興公社の株主総会においても、市に対する支援要請がなされたところであります。

市といたしましては、市民の代表である議員各位との協議をさらに行ないながら、弁護士や税理士などの専門的な見解を踏まえて検討を重ねて参りたいと考えております。

◆(行財政改革について)
続いて、行財政改革について申し上げます。
「第二次相馬市行財政改革大綱」に基づき策定された実施計画を実行した事による平成16年度実績がまとまりましたので御報告いたします。

まず、重点事項の『一、事務事業、外郭団体等の見直し』のうち、主な検討課題5項目について御報告いたします。
一点目の「事務事業の整理合理化・簡素化」については、計画書等の自前作成、公共工事コスト縮減等により、4989万8千円の経費削減を達成しております。
二点目の「市民サービスの向上」については、平成16年4月21日から、振興ビルの1階に開設しました駅前行政サービスコーナーにおいて、平日は午後7時まで、土曜・日曜・祝日は午後5時まで証明書発行業務を行っております。
また、市民課、税務課における年末30日までの窓口業務の実施、市民課における年度末・年度始めの時間延長、さらには祝日や年末のごみ収集についても、継続中であります。
三点目の「既に民間委託を行っている事務の見直し」については、維持補修工事の測量設計業務の直営、計画策定業務の直営または委託内容の見直し等により、1569万5千円の経費削減を達成しております。
四点目の「補助金等の整理合理化」については、事業内容の精査による補助金交付額の見直し、各種報酬・謝礼等の見直し、路線バスの運行内容見直し等により、2745万3千円の経費削減を達成しております。
五点目の「外郭団体の運営管理」については、株式会社相馬市振興公社の経営健全化を図るため、振興ビルへの図書館の移転及び行政サービスコーナーの設置を行ったほか、振興ビルのテナント募集記事等を広報そうまに掲載しております。また、相馬総合卸売市場株式会社の経営健全化を促進するため、長期借入金の繰上償還を実施いたしております。
なお、この効果につきましては、相馬総合卸売市場株式会社の決算報告を待って、補助金等の整理合理化による経費削減効果に加えて後日御報告申し上げます。

次に、重点事項の『二、組織・職員・給与等の見直し』につきましては、職員給料の削減、市長の給料20%の削減、助役・収入役・教育長の給料10%の削減、管理職手当の30%削減、退職者不補充による人件費の削減等により、1億9171万3千円の経費削減となっております。

次に、重点事項の『三、行政の情報化・行政情報の透明化』につきましては、市ホームページの迅速な内容更新などにより、広報広聴の充実を図っております。

最後に、重点事項の『四、財政の健全化』につきましては、「自主財源の確保」といたしまして、管理職員等による市税収納率特別対策事業の実施により1772万4千円、下水道受益者負担金未納者に対する戸別訪問等による納付勧奨の実施により260万1千円、未活用市有地の処分等により4063万9千円、馬場野住宅団地の売却により824万8千円、相馬港庭球場の有料化により14万1千円の収入効果を見ております。
その成果といたしまして、以上の行財政改革の諸努力を合計しますと、平成16年度の経費削減総額は、2億8475万9千円、自主財源の収入増として6935万3千円であります。

◆(国勢調査について)
続いて、国勢調査について申し上げます。
本年は、10月1日を調査基準日とした5年に一度の国勢調査が実施されます。
市といたしましては、去る6月1日に国勢調査相馬市実施本部を設置し、看板掲揚や広報紙を通じ市民に対し広く啓蒙を図っておりますが、今回の調査は、生活の質の向上や社会経済情勢の急激な変化を踏まえた地域密着型の施策を行なうための重要な調査でありますので、市民の皆様及び議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。

◆(企業立地関係について)
続いて、企業立地関係について申し上げます。
去る6月2日、石川島播磨重工業株式会社相馬工場の第三期拡張工事の起工式が、相馬中核工業団地西地区の同社敷地内で執り行われました。
同社の計画では、新工場は建築面積33678平方メートルの規模を有し、平成18年3月の完成を目指しております。
また、来年度から約1年半の予定で田無工場従業員を約500人規模で相馬工場への異動を行ない、さらに年間20人程度の地元雇用を行なうなど、平成19年10月まで田無工場を全面移転する計画との報告をいただいております。
次に、本年4月の臨時会にて御議決をいただきました相馬中核工業団地東地区の用地の取得並びに処分につきましては、4月22日に共英製鋼株式会社から取得するとともに、5月2日にエム・セテック社と土地売買契約を締結いたし、所有権移転登記を完了いたしておりますので御報告申し上げます。

◆(高速道路関係について)
続いて、高速道路関係について申し上げます。
はじめに、常磐自動車道相馬市南地区約5キロメートルにつきましては、去る3月31日に宇多川橋下部工工事の安全祈願祭が執り行われ、工事が順調に進捗しております。また、相馬市北地区約7キロメートルにつきましても、用地買収が順調に進捗しております。
一方、一般国道115号「阿武隈東道路」約10.7キロメートルにつきましては、年度内の路線決定に向け、5月19、20日の2日間、山上、玉野公民館にて、国土交通省福島河川国道事務所主催による地元説明会が開催され、6月1日から現地測量が開始されておりますので御報告申し上げます。

◆(農林水産関係について)
続いて、農林水産関係について申し上げます。
農作物を対象とした防霜対策につきましては、4月5日に、相馬市防霜対策本部を設置し、果樹を中心に広報車による広報活動を実施いたしましたが、霜による被害が皆無であったため、5月31日に解散しておりますので御報告申し上げます。
次に、農業用ビニールハウスや苗箱、畦シートなど農業用使用済みプラスチック類の産業廃棄物につきましては、適正処理が義務付けられており、野焼きや不法投棄などによる環境破壊を阻止するため、毎年2回の回収を行なっておりますが、本年は6月26日に第1回の回収を実施いたしたいと考えております。
次に、第55回相馬地方植樹祭について申し上げます。
「緑の募金」の一層の拡大と「木が元気・森が元気で地球も元気」を緑化テーマとし、去る5月27日、角田公園において相馬地方緑化推進委員会主催による植樹祭が開催されました。
緑化推進につきましては、市といたしまして、自然環境の保全と多面的な森林機能の向上を図り、さらにグリーンツーリズムを通じ自然の大切さを若い世代に伝えるため、市制施行50周年を記念した植林や市内のNPO団体と一体となった植林活動を、多くの市民の皆様とともに市内の各地域で展開して参りました。
今後も、森の育成と緑豊かな潤いのある美しい相馬を築くため、関係各位の御協力のもと、自然環境保全に関する活動を展開して参りたいと考えております。

◆(観光物産関係について)
続いて、観光物産関係について申し上げます。
和田の観光イチゴ狩り、松川浦の潮干狩り、馬陵公園の桜まつり等の春の観光事業は、天候に恵まれたことも影響し、順調に推移しております。
5月末現在の和田観光イチゴ園の入園者数は約3万6400人、潮干狩りでは約1万7000人の来場者があり、各直売所の売上げ状況も比較的良好でありました。相馬野馬追、海水浴、七夕まつり、盆踊りなど、これからの夏の観光についても期待をいたしております。
また、去る4月23日と28日には、相馬市観光協会主催の観光キャラバン隊が米沢市・天童市・福島市を訪問し、松川浦の潮干狩りやイチゴ狩り、釣り大会の紹介や青海苔汁、アサリ汁などの試食と販売を行ない、さらに山形ケーブルテレビやテレビユー福島のテレビ放映を通じ観光PRを行ないました。
さらに、5月5日のこどもの日には、道の駅そうま「体験実習館」において「ふれあい体験広場」を開催し、乗馬体験・親子郷土料理教室を実施したほか、小女子ご飯の試食では、市民をはじめ多くの来場者の皆様に相馬の海の幸を堪能していただきました。

◆(教育行政について)
続いて、教育行政について申し上げます。
はじめに、学校教育について申し上げます。教育改革4年目を迎え、各校とも教育改革のねらいとそれぞれの教育課題を踏まえた学校経営に努め、各校の実態に応じた特色ある多様な教育活動に積極的に取り組んでおります。
特に「基礎学力の向上」については、各校の共通の最重点事業として位置づけ、「体験学習や問題解決的な学習の充実」、「小・中一貫した指導体制の確立」など継続的な取り組みを行ないながら子ども一人ひとりに確かな学力が育まれるよう努めて参りたいと考えております。
また、今年度から全国初となる福島県の30人程度学級が導入されたことにともない、少人数教育の成果が現われるように指導方法を工夫・改善し、きめ細かな指導体制の確立に努め、さらに、教育研究実践センターでは新たな研修カリキュラムを企画し、教職員の資質向上に資するとともに教育課題の解決を図り、もって子どもたちの学力向上、並びに学校教育の充実に努めて参りたいと考えております。
なお、昨年度末の市内の小学5年生の学力テストは、3年連続、全教科で県平均並びに全国平均を上回り、中学2年生においても、全教科で全国平均を上回る成果を上げておりますので、ここに御報告申し上げます。
次に、子どもの安全管理について申し上げます。
 「声かけ事案」については、今年度もすでに市内の小学生に対し発生しておりますが、今のところ生命に関わる事件には至らずに済んでおります。 
しかしながら、全国的には児童生徒の安全を脅かす犯罪や事故等が多発しており、引き続き「地域の子どもは地域で守る」を合言葉に、保護者をはじめ地域住民の協力を得ながら被害の未然防止に努めて参りたいと考えております。

次に、幼稚園教育について申し上げます。
公立幼稚園への就園率向上につきましては、体験活動や預かり保育など充実した園経営を図るとともに、地域に対し「幼稚園だより」の配付や回覧など積極的なPR活動を展開し、前年度比で10%の向上を見ております。
また、平成14年度から実施している預かり保育につきましては、平日の預かり保育が六幼稚園で合計65名であり、さらに今年度は土曜日の預かり保育を日立木幼稚園で行なっております。    
今後とも、住民福祉の増進並びに子育て環境の整備を図るため、鋭意取り組んで参りたいと考えております。

◆(生涯学習関係について)
続いて、生涯学習関係について申し上げます。
はじめに、子どもの居場所づくり事業について申し上げます。
昨年度、桜丘小学校児童を対象にスタートした「子どもの居場所づくり事業」については、放課後や週末等に学校や社会教育施設等を利用し、スポーツ・文化などの体験活動を地域の方々との交流の中で行い、子どもたちに安全で安心して過ごせる居場所を提供するとともに、活動を通して豊かな心を育み、人間性・社会性を身につけさせることを目的として実施いたしました。
さらに本年度は、「さくら子ども教室」に加え、八幡小学校児童を対象とした「みどりのふれあい広場」、中村第一小学校児童を対象とした「プレイスポットそうま」の2カ所を増やし、市内3カ所の活動拠点において地域教育力の向上に寄与して参りたいと考えております。
なお、「プレイスポットそうま」の土曜日コースにつきましては、市内全小学校の児童を対象としておりますので併せて御報告申し上げます。
次に、そうま市民活動支援センターについて申し上げます。
去る3月23日、生涯学習会館2階に開設した同センターは、市内で活動しているNPO団体やボランティア団体などの市民活動をサポートするため開設したもので、会議や作業、情報交換などに利用できるスペースに加え、パソコン、コピー機、印刷機、自動紙折り機などの事務機器を設置いたしております。
今後も、NPO団体等の活動に対し、さらなる支援を行うとともに、センター機能の充実を図って参りたいと考えております。
次に、文化財の指定について申し上げます。
市内中野に立地する黒木田遺跡において、昭和51年度の開田の為の発掘調査において掘立柱建物跡の柱穴や瓦溜が発見され、さらに昭和63年度、平成元年度の大規模ほ場整備に伴う遺跡範囲確認調査において、礎石建物の一部が確認されたほか、県内では最も古い七世紀から八世紀の時期に位置づけられている素弁八葉蓮華文軒丸瓦や県内では出土例がない複弁七葉蓮華文軒丸瓦など多数の瓦が発見されております。
この度、これらの瓦について市文化財保護審議会の答申をいただいたことから、6月7日付で市の有形文化財として指定いたしておりますので御報告申し上げます。 
なお、市内には数多くの文化財がありますが、今回の指定を機に文化財の調査をさらに進め、保存・継承や活用を図りながら、保護意識の高揚と文化財保護に努めて参りたいと考えております。

◆(教育施設の整備について)
続いて、学校教育施設の整備について申し上げます。
向陽中学校屋内運動場改築事業につきましては、8月末の竣工に向け順調に推移しており、五月末の進捗率は、建築主体工事で85.0%、電気設備工事で76.0%、機械設備工事で92.0%、全体で85.5%となっております。
また、飯豊小学校屋内運動場改築事業に係る地質調査業務委託につきましては、今月の発注を予定しております。

◆(スポーツ振興関係について)
続いて、スポーツ振興関係について申し上げます。
本市スポーツ少年団は、地域の指導者や保護者の協力を得ながら各種大会に積極的に参加するなど、スポーツ活動の中心的存在として活発な活動を展開し、本年は、4月17日に「スポーツアリーナそうま」において結団式を挙行し、全団員で今年一年のさらなる飛躍を誓い合いました。
 なお、去る3月には、本市少年団出身の中村第一中学校サッカー部の2名が、県サッカー協会14歳以下選抜チームのメンバーとしてイタリアに遠征し、海外のユースチームを相手に優勝を果たすなど、学校体育活動においても素晴らしい活躍をしておりますことを御報告申し上げます。

 

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