議会あいさつ

平成16年第3回相馬市議会9月定例会

2004-09-06

本日、平成16年第3回相馬市議会9月定例会を招集いたしましたところ、議員各位全員のご出席をいただきましたことに対し、市当局を代表して御礼を申し上げます。 ここに諸議案の提案に先立ち、その後の市政の経過等について、議員各位のご理解とご協力をいただきたく、申し述べさせていただきます。

初めに、市町村合併について申し上げます。
去る6月8日に、新地町長から、任意合併協議会設置の申し入れを受諾する旨の回答をいただき、合併協議に着手いたしたところでありますが、その後の経過についてご報告申し上げます。
8月3日に、相馬市役所におきまして相馬市・新地町任意合併協議会設立の調印式を行い、事務局を相馬市役所分庁舎に設置し、協議会の会長には相馬市長の私が、副会長には新地町長が就任いたしました。 
8月11日には、相馬市役所分庁舎2階会議室におきまして、第1回目の任意合併協議会を開催し、相馬市と新地町から各12名の委員による協議を行い、それまでの経過の報告及び今後の会議の進め方等について合意いたしました。さらに、8月30日には、新地町農村環境改善センターにおきまして、第2回目の会議を開催し財政シミュレーション等を含めた協議を行いました。 
今後は、これからの時代の両地域のあり方を研究討議するとともに、協議会での内容を市民の皆様に積極的に情報開示し、両地域の将来像について協議を重ねながら、合併の是非も含めて検討して参りたいと考えております。

続いて、宇多川上流に建設計画のある「廃棄物処分場」関係について御報告いたします。
市が委嘱した「水資源保全検討委員会」が5月に実施した「宇多川上流に建設計画のある廃棄物処分場に関するアンケート」の結果によりますと、「廃棄物処分場建設に反対する」が94%、「建設反対に関する市民運動の必要性」を訴えた回答が85%に達しております。
これを市民の総意と受け止め、当市の豊かで潤いに満ちた自然環境を保全し、住み良い環境を後世に引継ぐため、廃棄物処分場建設を断固阻止することを趣旨とした市民団体「廃棄物処分場建設に反対する相馬市民の会」が7月27日に設立されました。
市民活動の第1弾として、去る8月22日、市民会館大ホールにおいて「相馬の水と食を守る会」主催による「廃棄物処分場建設反対チャリティコンサート」が開催され、翌週28日には、同じく市民会館大ホールにおいて「市民の会」と市共催による「廃棄物処分場建設断固阻止市民総決起大集会」が開催されました。
本大会には、約1,500名の市民が参加し、先人より引継いだ素晴らしい郷土を保全し、安全で安心な環境を守るため、市民一丸となって廃棄物処分場建設阻止運動を展開していく決意を新たにいたしました。 

次に、相馬中核工業団地東地区内の用地取得について申し上げます。
同地区内にある相馬共同火力発電株式会社の発電事業に伴う石炭灰埋立用地A、B地区合計112、5ヘクタールにつきましては、平成14年に国の環境基準が改正されたことにより、石炭灰の埋立造成事業が中止された状態になっておりました。
さらに、本年7月から「地域振興整備公団」が「中小企業基盤整備機構」に移行し、当該用地を直接造成することができなくなったことに伴い、将来とも利用見込みのない土地が残ることが予想され、その結果、第三者への売却により、取得業者の業態によっては、当市にとって不適切な土地利用が懸念されるなど環境上憂慮いたしておりました。
このため、市といたしましては、自然環境の保全並びに有効な土地利用を図るため当該地を取得し、石炭灰埋立て事業を相馬共同火力発電株式会社から継承し、適切に管理することが最良の手段であるとの判断の下、中核工業団地未造成の部分112、5ヘクタールの「土地の取得及び予算に係る債務負担行為」について、本議会に御提案するものであります。
今後の業務につきましては、庁内関係部署の連携を図るとともに、「独立行政法人・中小企業基盤整備機構」、「相馬共同火力発電株式会社」及び「国・県関係機関」等との協議調整を進めながら平成17年度石炭灰埋立事業開始に向け、精力的に事務手続き等を遂行して参りたいと考えております。
なお、去る8月18日に庁内の関係部門の職員16名をもって特定事業推進室を企画政策部内に設置いたしましたので御報告いたします。

続いて、8月29日実施した相馬市防災訓練について申し上げます。
第4回目となる本年は、飯豊地区を会場に、地域住民の皆様をはじめ、23の関係機関・団体合わせて約1,000名の参加を得て実施しました。
「震度6弱」の地震発生による家屋の倒壊を想定し、岩子浜旅館業組合のマイクロバスによる地区住民の避難誘導訓練、救出訓練、初期消火訓練、消防防災ヘリによる救助訓練、炊き出し訓練などを本番さながらに展開し、防災意識の周知徹底と高揚を図りながら初期の目的を十分に達成することができました。御協力をいただきました関係機関・団体に対しまして、心から感謝を申し上げ、ここに御報告いたします。

続いて、農林水産関係について申し上げます。
水稲の状況につきましては、晴天・高温で推移したことから、順調な経過をたどり、平年より1週間から10日ほど生育が進んでいる状況となっております。
県農業試験場浜支場の予想では、ひとめぼれが今月10日頃、コシヒカリは今月22日頃が刈取適期となっており、水稲作柄につきましても、豊作が見込まれております。
一方、果樹のうち日本梨については、梅雨時期並びに夏場の降水が少なかったことにより、例年より幾分小玉傾向にあるものの、本年は、糖度が非常に高く、高品質の梨の生産をみております。

次に、水産関係について申し上げます。
昨年3月の寄せホッキ被害の影響で水揚げ生産量が減少しておりましたが、幸いにも平成15年に天然ホッキ稚貝の大量発生が確認されております。
その大量発生した稚貝を有効利用し、資源として確保を図るため、緊急対策として、移植放流事業の関係予算を本議会に提案するものであります。

続いて、企業立地関係について申し上げます。
相馬中核工業団地東地区に誘致した株式会社東北三之橋相馬工場につきましては、去る7月15日、同社が取得した敷地面積27,553平方メートルに第一期工事として建築面積4,935平方メートルの工場建屋が着工いたしており、来年早々の操業開始予定となっております。
操業当初は、自動車のネジ付部品の表面処理加工等、工程の一部を業務といたしますが、第二期工事完成の際は一貫生産体制を確立し、工場用地の拡大及び生産施設の増築が見込まれております。
また、西地区で操業中の石川島播磨重工業株式会社相馬工場につきましては、航空機エンジン部門の生産体制の合理化計画に基づき、現在の4工場を3工場に集約する同社の方針から、田無工場を相馬工場に全面移転する計画となっております。
今後のスケジュールは、平成17年度から新工場の建設を開始し、完成後は、田無工場の生産部門における従業員約600名の異動が予定されております。
なお、今後とも積極的に企業の誘致に取り組んでまいりたいと考えておりますので、市民及び議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

続いて、観光行政について申し上げます。
7月23日から3日間にわたり開催された相馬野馬追では、相馬市制施行50周年を記念し、市長として総大将を努めさせていただきました。
宇多郷騎馬48騎と共に出陣し、24日の雲雀ヶ原では無事、総勢513騎の相馬軍の全指揮を執ることができましたので、御報告申し上げますとともに、議員各位のご協力に改めて感謝申し上げます。
また、昨年に比べ猛暑となった今年の夏の観光客を御報告いたしますと、海水浴客が約84,000人、「潮干狩り」には約28,000人、「いいべした港まつり」には約20,000人となり、いずれも昨年に比べて大幅な増加を見ております。

続いて、保健行政について申し上げます。
近年、生活習慣病の割合が年々増加することに伴い、国においては、21世紀における国民健康づくり運動「健康日本21」を策定するとともに、国民の主体的な健康づくりを社会全体で支援するための「健康増進法」を平成15年5月に施行いたしました。
市といたしましては、生活習慣病予防に対する認識が深まっていることを受け、市民が将来にわたり健やかで心豊かに生活出来る環境づくりを推進するため、「健康相馬21計画」を今年度内に策定して参りたいと考えております。

続いて、教育関係について申し上げます。
はじめに、学校施設について申し上げます。
6月議会にてご議決をいただきました向陽中学校の屋内運動場改築事業につきましては、去る8月24日に入札会を実施しましたので、その建築主体工事の請負契約の締結について、本議会にご提案するものであります。
今後、2カ年の継続事業として改築を進め、平成17年8月31日の完成を予定しておりますので、議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

次に、学校教育について申し上げます。
未来を担う子どもたちが、主体的・創造的に21世紀を生き抜き、「未来に翔ばたくそうま」を築くためには、豊かな人間性や学力を確実に身に付けることが重要であると考えております。
これらの教育理念を実現するためには、指導者である教師の資質の向上を図ることが不可欠であることから、その中核となる施設である相馬市教育研究実践センターの設置について6月議会にてご議決をいただき、去る8月2日に開所式を挙行しておりますのでご報告いたします。
教育研究実践センターでは、教職員の資質向上に関する研修会等の企画・運営、教育に関する情報の収集・整理・提供、学習指導・生徒指導等に関する教職員からの相談、適応指導教室における各種指導等の事業を行うなど、当センターの機能を十分に発揮し、学校教育の改善・充実を目指した企画運営を積極的に進めてまいりたいと考えております。
次に、新しい英語指導助手についてでありますが、中南米カリブ海の国ジャマイカ・キングストン出身でウェストインディーズ大学で英文学・政治学を専攻したシャーリーン・フォスター氏が7月29日着任いたしましたのでご報告いたします。

次に、生涯学習関係の事業について申し上げます。
県の委託事業の家庭教育支援総合推進事業につきましては、小・中学校の保護者を対象とした「思春期子育て講座」を2回、父親の家庭教育への参加を考える集い「パパ・キッズ チャレンジ隊」を1回、開催しておりますのでご報告いたします。 次に姉妹都市交流について申し上げます。
今年で22回目となります豊頃・大樹両町との少年親善使節団交流では、本市に総勢413名の使節団をお迎えし、去る7月31日から8月2日までの2泊3日の日程で、ホームスティを実施し、各家庭それぞれのプランにより、思い出に残る有意義な3日間を過ごしていただきました。
流山市とのスポーツ少年交流につきましては、サッカーが総勢215名、剣道は総勢46名が来相されており、野球は総勢158名が流山市を訪問するなど、それぞれ親善試合やレクリエーションを通して友好の絆を深めることができました。
また、流山市との文化交流につきましては、9月1日のグラウンドゴルフの交流を皮切りに、俳句交流、社交ダンス交流が予定されており、両市民の文化交流がますます深くなることを期待しております。
次に、「少年の主張相馬大会」について申し上げます。
今年で26回目の「少年の主張相馬大会」を、去る7月15日に磯部中学校体育館において開催いたしました。
市内各中学校の学年ごとの代表15名が、環境やボランティア、友情など身近な問題をテーマに堂々と意見発表され、最優秀賞には磯部中3年の今野麻美さん。優秀賞には玉野中2年の齋藤美花さん及び玉野中3年の幕田夕貴奈さんが選ばれました。
選ばれた3名につきましては、9月22日に長沼町で開催される県大会出場候補者として推薦いたしておりますので、ご報告いたします。
次に、八幡神社の屋根替え工事について申し上げます。
平成14年度から3カ年の継続事業として実施しておりました坪田の涼ケ岡八幡神社の屋根替え工事が8月末に終了いたしました。
八幡神社の現在の社殿は1695年(元禄8年)に造営されたもので、元禄時代を彷彿させる建造物として福島県の重要文化財に指定されております。
昭和12年に、「かや葺き」から「銅板葺き」に改修されて以来、本格的な修理がなかったため、長年の風雨等でいたみがひどく、雨漏りなどにより社殿本体に損傷を及ぼしかねない状況となっていたため、本格的な屋根替え工事が行われたものです。
工事費は、県の補助金を含む総額1,670万円で、県教委の指導のもと、腐食していた鬼板については従前どおり忠実に復元するなどの処置がとられました。
八幡神社は、秋の「いもずいも」などで市民に馴染みのある神社でありますが、多くの市民の方々に修復された屋根をご覧いただき、かけがえのない文化財を後世に引継ぐための文化財保護事業に対する理解を深めてもらいたいと考えております。

次に、松川浦スポーツセンター地内に建設された相撲道場についてご報告申し上げます。
原釜地内にありました大相撲玉ノ井部屋合宿所が老朽化したことにより、本市玉ノ井部屋後援会が中心となって多くの市民の善意を募り、このほど岩子地内に相撲道場が完成し、去る7月6日、市に対して本道場が寄付されました。早速、新道場において玉ノ井部屋の夏合宿が行われ、県内外から連日大勢のファンが訪れており、本市の夏の風物詩としての新たな観光資源が得られたものと考えております。
本市での相撲道場の開設にあたり、本市玉ノ井部屋後援会をはじめ、関係各位のご支援とご協力に対しまして、心から感謝と敬意を表するものであります。
なお、本道場の開設に伴う今後の市民スポーツの振興、さらには観光資源に大きく寄与する効果が期待されることから、市民の利活用をさらに推進するため、松川浦スポーツセンター条例の利用料等に関する改正案を本議会にご提案したところであります。

 

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