市長エッセー

検診の話

2003/05/23

告白しますが、実は私はいままで検診を受けたことがない。
理由はお医者さんと注射が嫌いだから。

注射の痛いのも嫌だし、なにより病気と宣告されたときの気分の落ち込みを考えると、「まぁ、そんときゃしようがないわい」ぐらいの気持ちで現実逃避。
「なんだおまえは!人にはやれといっといて!」と怒られることを承知での告白ですが、今年は頑張ることにしました。

一月前のメルマガに、癌と宣告された親友が実に立派に死と向き合ったことを書きましたが、時間が経つにつれ、立派だろうが何だろうが、残された者たちの悲しさや空しさを考えると、自分を支えている人たちのためにも検診と受けることぐらいは最低のマナーだと思うようになりました。私自身も「自分は決してひとりではない、ひとりで生きているのでもない」という気持ちで、検診を受けようと思います。

先日、二十数年前に私が早期胃がんと診断し、手術受けられて今は元気に活躍している思い出の患者さんに再会しました。その時の彼の不安と勇気に思いを至しながら、再会を大いに喜びました。
火事の初期消火みたいなもので、早期発見ができれば私のようなやぶ医者でも、病気は治せるものです。

だから本当は臆病な私も、今年は頑張って検診を受けようと思います。

 

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