市長エッセー

イラク核査察

2003/01/31

決して対岸の火事ではないイラクの核査察。
米国は展開によってはすぐにでも攻撃しそうな雰囲気だが、世界中の有識者は反対のようだ。

そりゃそうだ。国際紛争を軍事力ですべて解決できるなら、いいかえれば西側で不適当と考えた政権を西側の論理で消滅させることができるなら、民族自立なんていう、むかしはやったとても当たり前の人類の原始的願望を消し去ろうとしたナチズムとそんなに変わらないじゃないか。私は武力という解決手段に反対します。

ところがこれが相馬市にとって他人事ではないのだ。ご存知のようにイスラム圏の人々はいざとなるとテロをやる。来世での幸福という空手形の下で、いとも簡単に飛行機を自分との命と一緒に落すのである。

いま私は石川島播磨重工業鰍フ誘致に取り組んでいるのだが、相馬ではジェットエンジンを作っているのだ。テロで航空機需要が落ち込めば、当然相馬工場にも影響を及ぼす。つまりこれからの相馬の地域振興に大きなマイナスとなるのである。

首相は米国にどこまでも追従して行く考えのようだが、土下座外交といわれるほど主体性のないこの国の外交方針も、世界世論に向けての土下座だったらいいのに。

 

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