市長エッセー

リトルダンサー

2002/09/27

リトルダンサーという映画。84年の英国の炭坑の町はストのまっ最中。11歳のビリーはクラシックバレーに夢中だけど、スト中の父は男はバレーよりボクシングをやれと渋い顔。ビリーの才能を信じるウィルキンソン先生に説得された父は、スト破りをして王立バレー学校の学資を作ろうとするのだが、20歳の同じ炭鉱夫の兄は激しく父をなじる。取っ組み合いをしながら、ビリーの将来のためだ、俺の行動を許してくれと懇願する父の姿が素晴しかった。

お父さんたちに観てもらいたい、と思いつつ、ふとわが身に置き換えて考えてしまった。自分の親父はと、遠い昔を振り返ってみると、う〜ん、素朴だったけど合格。で、自分はどうかというと、ここで親が自分に注いだ愛情と自分が子供達を愛してきたことを比べるとどうも負けそうな気がしてくる。まされる宝子にしかめやも、とかいう、確か万葉集だったっけ。子供達の将来、これに勝る財産はないかもしれない。そう考えるとうかうかしてちゃいられない。

 

前のページへ戻る

ホーム > 市長室 > 市長エッセー集 > 市長エッセー