銅製華瓶
どうせいけびょう

仏教の供養具のひとつで、瓶器をさします。華瓶は、仏・菩薩に花を供えるためのものです。密教では、壇上の四隅と中央に5つの華瓶をおきます。華瓶は、口が広く胴がはった亜字形や徳利形が多くあります。このほか、仏前に浄水を供える水瓶もあります。
この華瓶は、1643年(寛永20)の妙見(現在の相馬中村神社)造営遷宮祭日の仏具として、藩主相馬義胤によって奉納されたもので、義胤の遺品としても貴重なものです。
○指定の区別 市 有形文化財(工芸品)
○所有者/管理者 相馬妙見歓喜寺
○所在地 見学不可
○指定年月日 昭和56年3月5日