復興に向けた地区説明会を開催しました

震災以降、市が取り組んで内容や今後の施策について説明するため、5月27日から7月8日までの間、各地区で復興に向けた説明会を開催しました。

説明会には11地区578名が出席。初めに市長が震災以降の対応状況について経過を追って説明し、また今後の方針について理解を求めました。

なお、各地区で出された主なご意見、ご質問とその回答については以下のとおりです。

新たな住宅地整備について

問) 新たな住宅地整備の場所について、昔の遺跡や過去の津波被害について確認しているのか?(柚木)

答) 現在予定しているところで、遺跡が出てきたら工事はできないと思う。予定している場所は、次の津波の被害がない場所であると考えている。ただ、その確認はシミュレーションを行い確認していく。避難道路は職業領域から高いところへ短時間で避難するための道路を整備し、安全性を高めていく。

問) 移転を急ぐことはないとの話だが、単価が示された段階で買い上げ価格が一番の心配である。できれば価格の格差をつけないで一律にしてほしい。(大野台)

答) 市の金で買う訳ではない。基礎データをどのくらいで見るか。できれば一律にしたいが、実績を加味した公的な数値になるので、差がつくのはしょうがないと考えている。買取り価格は提示した価格からよくて1〜3%位だと思う。(市長)

問) 仮設に入居できるのは5年といわれたが、それまでに土地を求めて家を建てなければいけないか?(大野台)

答) 入居期間について決まりはない。土地分譲の際には、転売禁止などの決まりは設けたいと考えている。できれば早めに仮設から再建してほしいが、、これからアンケートを実施して希望を確認していく。

問) 移転元の買収はいつになるのか?(北飯渕)

答) 時期については、明確に言えない、現在国と価格について協議中である。現地測量ではなく、登記ベースでの買取りを考えている。

問) 利子補助等のさかのぼりを対象としてほしい。(北飯渕)

答) 遡及については、財務省と協議したが、どうしようもなく、難しい。

問) 災害危険区域の線引きについて、岩子、新田など指定されないのはおかしいのではないか?岩子地区では14戸のうち、10戸が大規模半壊以上である。(飯豊)

答) 基礎から流出したところで、建物を基本としたまとまったエリアを指定している。まばらでの区域設定はしていないし、1戸1戸ではできない。おおよそ10戸くらいまとまったところである。しかし、我々の判断だけでは指定できない。国にも確認しなければいけないが、改めて話を聞くこととしたい。再調査する。

放射能について

問) 相馬の放射能測定レベルがテレビに出てこない。南相馬は出ている(日立木)

答) 数値が南相馬市よりも若干低いので、報道されないのではないか?市でもホームページなどで公表しているが、もし対応が必要な状況になった場合はお知らせする。

問) 私たちの行政区は濃度が高くなっている。道路愛護会、河川愛護会での草刈りをやっても燃やしてはいけないと言われると、危ないと思ってしまう。市民にやらせていいのかと思う。(日立木)

答) 今後の除染方法について、持ち帰って検討する。

問) 出荷したものは農協であるが、自家栽培についての被害も加味してほしい。(日立木)

答) 弁護士と相談させてほしい。

問) 除染作業は、大規模・広範囲なので、業者のみでは対応できないのではないか?きちっとした計画を立てて、市民挙げて行うべきではないか?(日立木)

答) 意見は両方の立場(危険だから業者がやる、市民挙げてやる)がある。また、どこまでやるかという問題がある。国のお金を使ってやることが正当な方法だと思う。市民の皆さんにやっていただくとしても、ボランティアは不適切と考えているため、、代価を払ってやっていただくという立場である。

問) 水道の数値が心配である。お風呂と洗濯以外が買った水でやっている。どうなっているのか?また、問題ないならそれをもっと周知してほしい。(日立木)

答) 現段階では不検出である。もしも検出された場合、飲用は止めようと思っていた。その際はペットボトル(1人あたり15リットル)を配るつもりである。そのために水は備蓄している。数値が検出されたらお知らせします。気分の問題まではなかなか難しい。

問) 不検出という表現が曖昧。ごまかされている感じがする。(日立木)

答) 機械の精度を公表して、この機械ではこれ以下であるという表現にし、明確にする。

問) ホールボディカウンターの検査を受けるためにはどうすれば良いのか?(日立木)

答) 受付方法等は保健センターで行う。基本は子ども、妊婦の方などを優先とし、大人は検討中。詳細は保健センターに問い合わせてほしい。

問) ホールボディカウンターは全員受けることはできるのか?また検診料はいくらなのか?(大野)

答) 全員受診できる。検診料は無償とする。

問) 栽培している農作物(カブ)の検査結果が出て販売してもOKとの新聞報道も出たが、それでも土壌の除染を行うのか?(玉野)

答) しなくても良いが、希望があればやってもよい。また、土壌に異常がなければやらない

問) 除染の順序はどうなっているのか?(優先は道路なのか家なのか。通学路は優先してほしい。)(玉野)

答) 家を中心にしていく。道路はロードスイーパでやってみたが、すぐに戻ってしまう。家庭、生活を優先にする。

問) 除染の方法だが、古い家だと水圧で壊れてしまう。(屋根、壁)どうするのか?(玉野)

答) やり方については、各自違う。家の人と相談をしてやり方を決めていく。現在は水を使わない方法である。

問) 田んぼ、畑の土壌剥ぎのレベルはどれ位からなのか?(玉野)

答) 現在東京農大で1筆ごとに調査し、6月末に結果が出る、その結果を調査の上決定する。

問) 除染の基準について(山上)

答)毎時0.23マイクロシーベルト以上の家を優先で行う。優先順位としては、(1)家、(2)地区、(3)全体 としている。家については、家の人と相談して、意見を聞きながら実施していく。

問) 山の除染については、どうなっているのか?(山上)

答) 生活環境、農地を優先で実施する。山については、まだはっきりとした指標がないが、たとえば山の木を切った場合、その枝葉をどう処分するか、燃やすことができるのか、まだ方針が決まっていない。毎時0.23マイクロシーベルトに下げるのは大変である。
優先順位としては、
(1) 子どもの健康に影響が及ばない様にするために、場合によっては木を切るなどの対策をとる。
(2) 産業(農業)で、ベクレルの出ない作物をつくる
ことを考えている。
山については、飯舘村の除染を見てから手戻りにならないような対策をとる。

問) 生活環境とはどの範囲までなのか?(山上)

答) 住居(庭も含む)、公共施設、道路である。

問) 北飯渕テニスコートの測定値が、0.35であるが、子どもがよく遊びに行く、大丈夫なのか?(北飯渕)

答) 年間で1.6位になるが、ずっといたら問題ではあるが、そのくらいなら問題ない。そんなに心配しなくても良い。

その他

問) 県道相馬亘理線の嵩上げについて。(東部)

答) 雨水についてはポンプアップする考えである。県道を嵩上げしてしまうと、民地に水が入ってしまうので、現在護岸、道路、雨水排水事業で調整中である。

問) 原釜の田んぼについて、後継者がいなく、耕作ができない状況である。農地復旧ではなく、別な方法で復興をすることはできないか?(東部)

答) どれくらい復旧できるかだし、別な使い道にするためには、土地を買い上げないといけないが、実情に応じた値段となる。

問) 失業対策について、今年12月25日以降もガレキ作業などの対策は続けるのか?(東部)

答) 来年もできるよう要望している。また、働ける場所を確保していけるよう県と調整している。ガレキ作業は12月以降も続けられるようにしていきたい。

問) 仙台への高速バスができたが、日立木駅からの連結がうまくいっていない、改善してほしい。(日立木)

答) 4便増便する。市としては、相馬駅に降りた人がそのまま相馬駅前から乗っていけるようにしたいと思っている。スムーズに乗り換えができるように強く要望していく。

問) 今後津波が来たら、どこまで来るのかを確認しているのか?(日立木)

答) 今回の復興交付金を活用してシミュレーションを実施することとしている。対策は時間がかかるが、シミュレーションは実施する。

問) 地蔵川拡幅のスケジュールはどうなっているのか?(大野)

答) 市道橋梁について掛け替えを予定している。その後の河川改修については県で現在調整中。

問) 防災無線を日立木地区にも整備してほしい。(日立木)

答) 全戸に配付するのは難しい。全地区をカバーできるようスピーカーを設置する。各地区ごとに市全体で80本くらい拡声機を設置する。設置については、各行政区長と相談する。

問) 道路一歩はさんで、鹿島は補償されて、相馬はゼロである。なんで損害賠償をできないのか、もう一歩踏み込んでほしい(全額とは言わないが)(日立木)

答) 実害を確定した上で、弁護士と相談して、相馬市としてのアクションを起こしたいと思う。

問) ガレキ処理の今後の予定について。(大野)

答) 現在ガレキを1カ所に集約して分別している。今後は環境省に代行してもらい責任を持って処理してもらう。予定では平成25年3月:焼却炉完成、平成26年3月焼却完了

問) この間の台風4号の際、浦の堤防から白波が見えた。安心して生活するために堤防をすぐに直すとか対応を早急に進めてほしい。(飯豊)

答) 国、県の事業となっているため、現場の声を伝えていきたい。

問い合わせ先

企画政策課(電話37-2614)


前のページへ戻る

ホーム > 復興に向けた地区説明会を開催しました